今回はノバク・ジョコビッチさんの著書である「ジョコビッチの生まれ変わる食事~あなたの人生を激変させる14日間プログラム~」をご紹介しようと思います。
みなさん、ノバク・ジョコビッチさんはご存じですよね。
私が紹介するまでもありませんが、テニスのグランドスラム優勝18回を誇るプロテニス選手です。
ジョコビッチ選手は今でこそ数々の大会で優勝するほどの実力の持ち主ですが、プロテニス選手としてのキャリアをスタートしたときは、試合終盤になる体調不調に陥り、なかなか頭角を現すことが出来ませんでした。
その原因はグルテン不耐症という小麦製品に対して過敏に反応してしまう体質であったと述べられています。
(グルテン以外にも小麦、乳製品、トマトにも不耐症があり、これはジョコビッチ選手の実家がピザ屋を経営していて、抗体が出来てしまったと言われています。)
実はグルテン不耐症と言うのは、5人に1人の割合で何らかの形で持っていると言われており、主に淡水化物に含まれる糖質による気分の浮き沈みやコントロールが出来なくなる症状が起きます。
ジョコビッチ選手はテニスの試合でパフォーマンス向上のためによかれて思っていたグルテンが自分の体調不良の原因と気づき、グルテンフリーと呼ばれる糖質を制限のした食事方法を取り入れることで、テニスの世界ランキング1位にまで上り詰め、今日まで活躍しています。
この本では14日間だけグルテンフリーダイエット行い、15日目にパンを少し食べてどのような気分になるのか試してほしいと述べられています。そこで、少しでも気分が悪くなったり、不快に感じるようであれば、グルテンフリーがジョコビッチ選手同様にいい影響を与えてくれるかもしれません。
また、ジョコビッチ選手は何もグルテンフリーを進めているわけではなく、私たちが普段何気なく摂取している食事から無意識に影響を受けていることに気付いてほしいと述べています。
本書の中で「食事は情報だ!食事により発せられるシグナルを感じることが大切だ」と仰っているくらいです。
ランニングにおいても、長時間走り続けるためには糖質を摂取することが推奨されていますが、普段から糖質制限を行うことで脂質(ケトン体)をうまくエネルギーに変換できるようになり、ランニングやテニスのように長時間の運動であってもエネルギー切れを起こしにくい体にすることが出来ます。
スポーツにおいて、食事の大切さを教えてくれる本となっていますので、興味がある方は手に取って読んでみてください。
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