「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする 」

今回はグレッグ・マキューンさんの著書である「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする 」をご紹介しようと思います。

2014年の『NYタイムズ』『WSJ』ビジネスベストセラー、日本上陸!
2015年「ビジネス書大賞」書店賞 受賞!
さあ、あなたも今すぐ99%の無駄を捨てて1%に集中しよう!
ダニエル・ピンク(『モチベーション3.0』著者)
クリス・ギレボー(『1万円起業』著者)
アダム・グラント(『GIVE & TAKE』著者)
他が絶賛する全米ベストセラー、待望の翻訳!
Apple、Google、Facebook、Twitterのアドバイザーを務める著者の99%の無駄を捨て1%に集中する方法とは!?
本書で紹介するエッセンシャル思考は、単なるタイムマネジメントやライフハックの技術ではない。
本当に重要なことを見極め、それを確実に実行するための、システマティックな方法論だ。
エッセンシャル思考が目指す生き方は、「より少なく、しかしより良く」。
そのためには、ものの見方を大きく変えることが必要になるが、時代はすでにその方向へ動きだそうとしている。

著者のグレッグ・マキューンさんは、シリコンバレーのコンサルティング会社THIS Inc.のCEOで、アップル、グーグル、フェイスブック、ツイッター、リンクトイン、セールスフォース・ドットコム、シマンテックなどの有名企業のアドバイザーも務め、2012年には世界経済フォーラムにより「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出されたすごい方です。

この本のタイトルである「エッセンシャル思考」とは、本質的な(Essential)ことだけに時間とパワーを集中させる思考法のことで、イメージは下図のようになります。

上の図では1つの方向に矢印が向いていますが、下の図では多方面に矢印が向いています。

どちらも矢印の線のトータル長は同じですが、上の図では1つの事にフルパワーを注いでいるため、当然、進むスピードや成長スピードが速くなります。

そうです。

上の図のような思考法がエッセンシャル思考となります。

エッセンシャル思考は全ての方にとって重要な考え方ですが、やはり最も重要なのはサラリーマンの方だと思います。

残業ばかりしているのに、仕事が終わらなかったり、上司から仕事を振られて、どの仕事から手につけて良いのかわからなくなったりすることがあると思います。

そういった場合は、非エッセンシャル思考に陥り、悪循環を生じている可能性がありますので、それを解消させるために、是非、エッセンシャル思考は身に付けていただきたい思考法です。

それでは、ここからはエッセンシャル思考を身に付けるために、どのようにしたら良いのかを簡単に記載します。どれか1つでも実践してみると、その日1日の生産性も変わってくると思いますので、試してみてください。

その1:自分にとって大切なものを選択する

エッセンシャル思考になるうえで最も大切なことは自分自身にとって、何が大切なのかを知ることです。

忙しいとついつい目の前の事から取り組んでしまいがちですが、そうすると自分のパワーが削られてしまい、いざ本当にやりたかったことに取り組もうとすると、パワーが残っておらず、結局、中途半端な形で終わってしまうことがあります。

そのためには、自分にとっての大切なものを知る必要があり、何が大切なのかを考える時間が必要です。

その2:不要なものを切り捨てる

その1で自分にとっての大切なものが選択出来たら、不要なものは切り捨てましょう。

不要なもので消費していたパワーと時間を、自分にとっての大切なことに費やすことができます。

不要なものがなければ、悩む時間も必要ありませんし、不要なものなので無くても困りません。

また、仕事においても不要な仕事は断り、優先順位の高い仕事から取り掛かるようにします。仕事を断る際には代替案(今は重要な仕事をやっているので、3日後であれば対応できます)やトレードオフ(その仕事を行うと、明日までに完成させる必要のある今の仕事が終わらなくなりますが、どちらを優先すればよいでしょうか?)と言った、テクニックを使うことで、上司の機嫌を損なうことなく、仕事を断ることができます。

実は仕事を断ることは「こいつは仕事に優先順位を付けて仕事をしている」とかえって上司の評価が上がりますので、自分が思っているより評価は下がりません。

そのようなことは当たり前なのですが、実は出来ていない方が大半です。

日々の生産性をあげたいと思っている方や自分がやりたいことができていない人には是非、読んでいただきたい本となっていますので、手に取って読んでみてください。

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