TIME OFF 働き方に“生産性”と“創造性”を取り戻す戦略的休息術

今回はジョン・フィッチさん、マックス・フレンゼルさんの著書「TIME OFF 働き方に“生産性”と“創造性”を取り戻す戦略的休息術」をご紹介します。

みなさんの「良く働いた基準」は何でしょうか？

この問いに対しては、どれだけ成果物を上げたかが基準になるべきですが、私たち日本人は、その基準が「どれだけ長時間働いたか」になっているように思います。

どれだけ忙しく、長時間働いたかが勲章であり、誇りと思っている方が大勢いますが、果たして本当にそうでしょうか。

「働かざるもの食うべからず」ということわざがあるように、私たちは忙しいことこそ素晴らしく、勤勉であることこそ美徳とする価値観が根強くあります。

日本は世界的に見ても長時間労働をしている国ですが、生産性は良くありません。

生産性が悪いから長時間働き、長時間働くから生産性が落ちる悪循環に陥っている国でもあります。

私たちは休息と聞くと、「怠けている」、「サボっている」ように感じますが、果たして本当にそうでしょうか。

本書では休息の重要さ説いていますが、その重要性を呼吸に例えています。

労働は息を吸うことで、休息は息を吐くこと。労働ばかりで息を吸ってばかりは上手く呼吸ができない。休息という息を吐くことでうまく呼吸ができるようになると。

世の中には労働を磨くための書籍は溢れていますが、休息に関する書籍はまだまだ少ないのが現状です。

ですが、休息の重要性は確実に認知されており、休息に関する書籍も増えてきています。

本書は世界の賢人の休息方法を踏まえ、私たちにも取り入れられる休息方法を紹介してくれていますので、上手く休息が取れていないと感じている方にはおすすめの書籍となっています。

成果を出す人は必ずと言っていいくらい、上手く休息を取っています。

休息を取ったから成果が上がらないのではなく、休息を取ったから成果が出るということを認識し、皆さんも日常の中でうまく休息を取ってください。