今回は和田秀樹さんの著書「心が老いない生き方 – 年齢呪縛をふりほどけ!」をご紹介します。

「食べ物も質素にして着るものだって地味な色を選ばないと……」など、
「年齢呪縛」にかかると何事にも慎重になって自分にブレーキをかけるようになる。
すると心の自由も行動の自由もどんどん奪われる。
結果、老いが固定され、年齢通りの高齢者になってしまう。
当然、見た目の若々しさや溌溂さも消え、日々の暮らしに楽しみもなくなっていく……。
こういう状態が「心の老い」だ。
本書では、心の自由を取り戻し、高齢期の自由な時間をワクワクして生きるための方法を、「高齢者専門の精神科医」がお教えします!
(内容)
●実年齢は意味がないと気づこう
●心の老いは身体より早く始まる
●心の老いが見た目の老いとなって表われる
●心の老いはランチのメニューにも表われる
●「年甲斐もない人」が羨ましがられる時代
●あれもこれも、とにかく試してみる
●ワクワク、ドキドキすることは快感
●前頭葉の若さが年齢呪縛を吹き飛ばす
●老いることは自由になること
●空想に遊ぶ時間は老いにとって大切な時間
●一人で飄々と面白おかしく老いていく
など
気が付けば私も37歳。立派なアラフォーです。
今まで出来ていたことが出来なくなると、ついつい年齢のせいにしてしまいたくなります😩
そんな時に出会ったのが、“高齢者医療の専門家”であり、精神科医・作家・教育評論家・映画監督として多方面で活躍する和田秀樹さんの著書「心が老いない生き方 – 年齢呪縛をふりほどけ!」。
手に取った時は、私よりもう少し年齢が上の60歳や70歳くらいで、仕事を退職された方に向けた書籍だと思いましたが、私自身が心の老いが始まっているような気がしたので購入しました。
それでは本書の内容を少しだけご紹介します。
1章 実年齢には意味がないことに気づこう
この章では、実年齢がその人の能力や可能性を決める指標ではないことを強調してくれています。
例えば同じ60歳でも、挑戦し続ける人と諦め癖がついた人では、心の若さに大きな差が生まれます。この違いこそ、同じ60歳でも老け込む人とパワフルな人が生まれる理由を示しています。
「もう歳だから」「若くないから」という思い込みは、行動を制限し、心の老化を早めることから著者の和田さんはこのことを“年齢呪縛”と呼んでいます。
この呪縛に囚われた人は、年齢を理由に挑戦しなくなり、行動が減ることで能力も衰え、その結果、「やっぱり歳だから」とさらに思い込む年齢呪縛の悪循環に陥りがちです。
この悪循環を断ち切る方法は、まさに「年齢を理由に行動を制限しない姿勢」です。
心が若い人は、年齢に関係なく新しいことに興味を持ったり、小さくても行動を続ける姿勢を持っています。
社会には、「60歳ならこうあるべき」という暗黙のルールがありますが、実年齢はただの数字でしかなく、そんな社会基準なんかに囚われず、自分の人生なんですから自分基準で生きることが心の自由と若さを取り戻すカギとなります。
2章 「心の老い」とは何か
実年齢という“数字の呪縛”から自由になると、見えてくるものがあります。
それは、私たちの心が老いるかどうかは、年齢ではなく日々の思考や姿勢によって決まるという事実です。
では、そもそも「心の老い」とは何なのか。
身体の老化とは違い、心の老いは静かに、気づかないうちに進行します。
和田さんは、心の老いを「年齢による自然現象」ではなく、思考の硬直化として捉えています。
つまり、心が老いるのは身体の衰えよりも、考え方が固まり、新しい刺激を拒むようになることが原因です。
心が老いることで新しい事への興味が薄れ、感情の幅も狭くなり、その結果、自分の価値観に固執するようになります。
ですが、心の老いは、身体の老いと異なり、好奇心と行動で止めることが出来ます。
新しい経験や人間関係、学びを取り入れ、心の中にある小さな「やってみたい」と言う気持ちに沿って行動することが、心の柔軟性を取り戻し、老いを遠ざけることに繋がります。
3章 心の老いは身体より早く始まる
和田さんは、老化のスタートは身体ではなく心(思考・感情・行動のパターン)だと指摘します。身体の衰えは検査や症状で気づきやすい一方、心の老いは静かに進むため、本人が自覚しにくいのが特徴です。
多くの人は「年を取ったからできない」と考えますが、これは身体の衰えよりも先に心が自分を制限してしまっているだけです。
実際には身体はまだ十分に動くのに、心が先にブレーキをかけてしまい、新しいことに挑戦しない、変化を避ける、失敗を恐れる。こうした態度が心の柔軟性を奪い、老化を早めています。
心の老化は“年齢”ではなく“思い込み”がつくることを認識し、新しいことを試したり、自分の好奇心が動く方向に歩みだしたり、久しぶりに会いたくなった人に連絡してみたりと小さな1歩を踏み出せば、心の若さはいくらでも取り戻せます。
4章 「老害の人」の正体
この4章のタイトルを見たときに私の頭に浮かんだのは、この竹中平蔵さんと成田悠輔さんのやり取りでした。
ですが、和田さんは老害=高齢者ではないと強調します。
年齢そのものではなく、心が硬直し、他者への配慮や柔軟性を失った状態こそが「老害」と呼ばれる行動を生み、老害は“性格の問題”であり、年齢自体が本質ではありません。
老害と呼ばれる人の共通点は、自分の価値観を絶対視し、他者に押しつけるところであり、実はこれは若い人でも起こりうるものです。
過去の成功体験に固執したり、新しい価値観を否定したり、自分の意見を修正できなかったりと、若い人でも当てはまっているのであれば、それは老害です。
老害は年齢ではなく“心の状態”がつくるものですので、 どれだけ心が柔軟でいられるかで決まってきます。
5章 老いの孤独は不幸なだけだろうか
年齢を重ねるにつれ、これまで築いてきた人間関係が欠けていくのは仕方がないことです。
人間の寿命を縮める要因の上位に「孤独」がランクインしており、「孤独」と聞くと“不幸”を連想しがちですが、果たして「孤独」は本当に不幸なのでしょうか。
和田さんは孤独は、「自由」と「自分の時間」を取り戻すチャンスと言います。
なぜなら、人間関係のしがらみが減ることで自分のペースで生きられる自由が増え、若い頃にはできなかった「自分のための時間」を持てるようになるからです。
それに、孤独を恐れて気の進まない集まりに参加したり、無理に友人を作ろうとすると逆にストレスになりかねません。
孤独をネガティブに捉える社会の風潮が、 老いの不安を増幅させていますが、年齢や孤独に縛られず、自分の価値観で生きることが心の若さを保つ秘訣です。
6章 試してみたいことがたくさん残っている
多くの人は「もう歳だから」と挑戦を避けがちですが、これは思い込みに過ぎず、年齢を理由に「新しい挑戦」を諦める必要はありません。中には年齢を重ねたからこそ挑戦できることだってあるハズです。
若い頃は仕事や家庭に追われ、やりたいことを後回しにしがちですが、時間の自由度が増える中高年期は、「やってみたかったこと」を実行する最適な時期ではないでしょうか。
未経験の活動に挑むと、脳は活性化し、認知機能の維持や向上につながり、「好奇心を持ち続けること」が心の老化を防ぐ最大の武器となります。
年齢を重ねるにつれて自分の人生の残された時間が少なくなることは致し方が無いことですが、人生の残り時間を意識することは悲観ではなく、 今を大切にする力を高めてくれ、「まだやれる」「まだ試せる」という感覚が、生きる意欲を強くしてくれます。
7章 自分を自由にしてくれる生き方を選ぶ
これまでに紹介してきた内容を踏まえ、老いは「制限」ではなく“自由を取り戻すタイミング”として捉え直す必要があります。年齢に縛られず、自分の価値観で選び、心地よい生き方を選択することが、心を若く保ち、人生を軽やかにする最も実践的な方法です。
実は私たちは自分の性格や能力、弱点を理解しているつもりでも、実際には過去の経験や自尊心、恐れや不安、思い込みといった“主観のフィルター”を通して自分を見ており、本当の自分像と、自己イメージにはズレが生じやすい と和田さんは指摘します。
それに比べ、周りの人はあなたのことを行動や表情、反応、選択の傾向といった“外側のデータ”を見ているため、自分では気づかない癖や強み、弱点を他人のほうが正確に把握していることが多いと言います。
要するに「自分のことを自分がいちばん知らない」という側面があり、その結果、思い込みによって自分の可能性を狭めてしまうのです。
だからこそ、他者の視点や新しい経験を通じて“本当の自分”をアップデートし続けることが、自分の可能性を再発見させ、心の老化を防ぎ、いつまでも心の若さを保ち続けることができるのです。
この世の中、ルールやしがらみばかりですが、自分のマインドくらい解放して、年齢に縛られず自由に生きたいですよね😊
自由こそがいつまでも心が老いず、若々しく充実した人生を過ごす唯一の方法なんですから😆
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