コロナウイルス感染防止のために、家庭内でも食事の時間をずらしている家庭があるとメディアで紹介されていました。感染者数が多い地域や緊急事態宣言が発令された地域では、ここまで実施しているのかと、私自身、衝撃を受けましたが、正直、複雑な気持ちにもなりました。
子供が一人で食事をする「孤食」については、コミュニケーション能力や理解力の発達が遅れることを厚生労働省が指摘しています。その結果、人間関係、勉強、読書、仕事が嫌いになり、何らかのトラブルになる可能性が高まります。
1人で食事をする「孤食」以外にも同じような語呂合わせの「こ食」は複数あり、現在の難しい社会情勢のなか、「こ食」のすべてを否定的に考える必要はありませんが、「こ食」について、今一度、考えてもらいたいものです。
【孤食】
ひとりで食事すること。コミュニケーション能力や理解力の発達が遅れるリスクが高まり、栄養バランスも偏りがちになる。
【個食】
家族が揃っているのに、全員が自分の好きなものを食べること。好きなものだけ食べるので栄養が偏り、好き嫌いが多くなる傾向があります。また、協調性のない、わがままな性格になるリスクが高まります。
【固食】
自分の好きなものしか食べないこと。栄養が偏るのはもちろん、怒りやすいわがままな性格になったり、肥満、生活習慣病を引き起こすリスクが高まります。
【小食】
いつも食欲がなく、少しの量しか食べないこと。小食が続くと、発育に必要な栄養が足りなくなり、気力も続かず、無気力な子どもになりがちです。
【粉食】
パンやピザ、パスタなど粉を使った主食を好んで食べること。米食と比べるとカロリーも高く、おかずも脂肪などが多くなり、栄養も偏りがちです。
【濃食】
加工食品など濃い味付けのものを食べること。塩分や糖分が多く、味覚そのものも鈍ってしまいます。またカロリー過多で肥満につながりやすいです。
食事は家族とゆっくり過ごす大切なコミュニケーションの場です。
特に子供にとっては、親と過ごす大切な時間となりますので、この「こ食」について、意識してほしいと思います。
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