「改訂版 金持ち父さん貧乏父さん」

今回はロバート・キヨサキさんの著書である「改訂版 金持ち父さん貧乏父さん」をご紹介しようと思います。

改訂版金持ち父さん貧乏父さん[ロバート・T.キヨサキ]
オリエンタルラジオ 中田敦彦さん「YouTube大学」で紹介、大絶賛!
「正直むちゃくちゃ面白かった。するする読めるし分かりやすい。
お金に関してちゃんと勉強しないってことがいかに辛く惨めな人生の始まりかということを叩きつけてくれる。」

お金の力を正しく知って、思い通りの人生を手に入れよう。
変化の時代のサバイバルツールとして世界中で読まれ続けるベスト&ロングセラー、待望の改訂版。

□最初に読むべき「お金」の基本図書
毎年多くの「お金」に関する本が出版され,書店に並び、そして消えていきます。
そんな状況の中で、「金持ち父さんシリーズ」は刊行から20年経った今でも変わらず多くの支持を得ています。

その第1作目である『金持ち父さん 貧乏父さん』は、時代が変わっても古びない原理原則を示す「お金」の基本図書。
「目からウロコの連続でした! 」という声が絶えず寄せられ、これまで数多の人々の「お金観」を変えてきました。
日本やアメリカのみならず、本書が刊行された2013年時点で51ヶ国語に翻訳され、109ヶ国で読まれています。

この本はタイトルからも分かるように、改訂版であり、改訂前は以下の表紙の本でした。

この本は世界中にたくさんの読者がおり、この本をきっかけにお金持ちへのし上がった金持ちも多数いると聞きます。

私たち1人1人の生活様式は異なるため、この本自体にはお金持ちになる具体的な方法は書かれていませんでしたが、お金持ちになる大きな枠組みであったり、ロードマップが紹介されていました。

本の中ではアメリカが舞台となっているため、そのまま今の日本に適用すること難しいかも知れませんが、内容を簡単に説明すると以下のようになります。

著者のロバート・キヨサキさんには2人のお父さんがいました。

1人目のお父さん(貧乏父さん)は、とても優秀で4年制大学を2年で卒業し、博士号を取得します。卒業後はエリート企業に就職して、高収入を得ることに成功しましたが、お金は貯まりませんでした。

もう1人のお父さん(金持ち父さん)は、高校すら卒業していませんが、ビジネスオーナーとしてハワイで裕福な生活を送っています。

一見するとどちらも金持ち父さんのように見えるのですが、ポイントは貧乏父さんはお金のために自分が働き、金持ち父さんは自分のためにお金を働かせたことです。

貧乏父さんは、結局のところ誰かのために働かされています。

例えば、株式会社であれば、株主や税金を納める政府のために働いていることになり、働く→収入を得る→使う→働くの無限ループに陥っています。

ちなみに私も貧乏父さん側の人間です・・・。

対して、ビジネスオーナーである金持ち父さんは、資産からの収入が月々の支出を上回り、働かなくても自然にお金が貯まるシステムになっています。

この2人のお父さんから、お金持ちになる方法として、この本では、以下のことが述べられていました。

【お金持ちになるための方法

ポイント①:収入を増やす

 株式投資や不動産売買等の自分が働かなくても収入を得られる不労所得で収入を得る手段を確保する。

ポイント②:支出を減らす

 収入 ー 支出 が大きくなるように質素な生活を心がけること。

ポイント③:リスクを取る

 人生のどこかでリスクと取らなければ周りの凡人たちの同じ人生を歩むことになる。

ポイント④:サラリーマンを辞めて起業する

 サラリーマンのままでは金持ちになれない。サラリーマンの収入では、年収2000万円が限度であり、尚且つ、税金による搾取が大きく、年収2000万円でも手取りは1300万円程度しか残らない。

ポイント⑤:税金を払うのを辞める

 自分の会社を立ち上げ、起業することで合法的に節税出来る。日本では、累進課税(稼げば稼ぐほど、税金を多く収めなくてはならない)が採用されており、サラリーマンのままでは、年収2000万円稼いでも、手取りは1300万円程度 (税金約35%)、年収1000万稼いでも手取りは700万円程度 (税金約30%)、年収500万稼いでも手取りは380万円程度 (税金約25%)しか残らない。

 しかし、起業して自分の会社を立ち上げるかフリーランスとして、働くことで税金は緩和され、同じ収入でも手取り額は多くなる。

ポイント⑥:家計のバランスシートを作って、自分の資産と負債を整理する

 資産とは、収入を増やす仕組みのことで、給料、ビジネス、金融商や不動産などの収入の事であり、負債とは支出を増やす仕組みのことで、税金、持ち家、車、教育費や生活費などのことです。

 今の自分の資産と負債のバランスがどのようになっているか整理し、改善点を見つける。

今の日本の学校教育ではお金について学ぶ機会はなく、学生時代の頭がいい人 = 記憶力が良いという関係が成り立っています。

努力すれば報われるのはテストの点数だけというのは、社会人になって思い知らされましたし、その結果、大人になってから自分の頭で考えることのできない人間が大勢います。

この本を読むことで、「お金」の真実だけではなく、「人生」や「仕事」について、考えさせられる本となっていますので、興味のある方は手に取って読んでみてください。

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