今回はマルコ社出版の「子どもの経済力を決める父親からの問いかけ」という本を紹介したいと思います。
正直、本のタイトルからして、父親なら読まなくてはいけない本です。
物凄いプレッシャーを感じます。
この本にはどのように注意して子供とコミュニケーションとれば、「やり抜く力」「問題解決力」「挑戦意欲」「自己主張」などといった、将来の経済力につながる能力が育まれるのかが紹介されています。
今の社会では学歴や頭の良さよりも、目標に向かって努力する力であったり、何かをやり抜く能力の方が重要視されています。
それではその能力をどうやったら育むことが出来るか。子を持つ親としては知っておきたいですよね?
カルフォルニア大学が行ったとある研究では、母親は感情表現や人間関係の技術を言葉で教える人が多く、その結果、子供は他人とのコミュニケーションや共感する能力を育む傾向にあるのに対して、父親は生存のための技術や問題解決の技術を、体を動かすことによって育む傾向があることがわかっています。
そして、この問題解決能力が高いほど、お金を稼げるようになる傾向が高いことが分かっているので、本のテーマでもあるように父親がポイントになってきます。
問題解決能力を育む方法としては、主に2つです。
①子どもの素朴な疑問に丁寧に答える
②失敗経験をさせる
意外かも知れませんが、そんなに難しいことではないんです。
①については、親の価値観を押し付けるのではなく、子供の考えを尊重し、目を見て答えるように心掛けましょう。また、敢えて答えを言わないこともポイントです。子供なりの考えを聞き出すようにしてみましょう。
②については、失敗を経験させることで、どうやったらできるようになるか考えるようになります。
親は子供に興味を持つきっかけや遊びを探す機会を与え、そして子供にたくさんの失敗を経験させる。心配するのはケガをしたときだけ。
私たち大人は気付かないところで子供が考える機会を奪っているのかも知れません。
このブログを見ている父親の皆さんには、是非、手に取って読んでほしい本です。
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