「不老長寿メソッド」

今回は鈴木祐さんの著書である「不老長寿メソッド」をご紹介しようと思います。

お金で買えない若さを手に入れる方法の全てがここに。
メンタリストDaiGo 推薦
肌、髪、体、心が細胞レベルでアップデート!
世界最先端の科学が証明
「ここ最近、頭が鈍ってきた」「気力が落ちてきた」「肌が…髪の毛が…体型が…」などなど。「いつまでも若々しくあり続けたい」。本書は、人類史上最大と言ってもいい難題である「不老」に挑む1冊です。
加齢に対する印象の良し悪しは、あなたの若さと寿命を左右するインパクトを持ちます。
イェール大学の研究では、
「老化に対する考え方がポジティブな人は認知症のリスクが下がりやすい。ポジティブな思考がストレスをやわらげ、認知症の防御壁のような働きをするのだろう。この結果はエイジズム(老化に対するネガティブな印象)に立ち向かうことの重要さを示している」ことがわかっています。
具体的な数値を挙げると、加齢について「経験が豊富」や「思慮深い」といった前向きなイメージを持つ人は、49.8%も認知症の発症率が低い傾向がありました。この数字は、食習慣や運動の改善効果に匹敵するレベルです。
これからは人生100年時代。「老い」はますます身近になっていきます。対策が必要です。
そこで、本書では気鋭のサイエンスライターが、
すぐ実践できて効果が表れる世界最先端の科学が証明した
メソッドを厳選して解説します。
【目次】
PART1 理論編 正しく知る
CHAPTER1 苦痛⇆回復
――苦痛と回復のサイクルで若返る
フェーズ1 苦痛
フェーズ2 回復
フェーズ3 往復
PART2 実践編 正しく苦しむ
CHAPTER2 運動
――段階的な負荷で、見た目も脳も若返る
技法1 プログレス・エクササイズ
CHAPTER3 毒とファスティング
――代謝を改善し、細胞レベルで肉体を若返らせる
技法2 AMPK食事法
CHAPTER4 メンタル
――「老けるストレス」と「若返るストレス」を分ける
技法3 エクスポージャー
PART3 実践編 正しく癒える
CHAPTER5 栄養素
――若返る食事、老ける食事を知る
技法1 クオリティ・ダイエット
CHAPTER6 睡眠
――今日から始められる薬に頼らない快眠体質づくりとは
技法2 マルチプル・レスト
CHAPTER7 美肌
――世界最高権威も認めた、シンプルながら強力なスキンケア
技法3 世界標準メンテナンス
CHAPTER8 脱洗脳
――見た目が若い人の心の持ちようとは?
技法4 デプログラミング
PART4 ロードマップ編 正しく行う
CHAPTER9 ロードマップ
――最短ルートで目標を達成しよう
●標準ロードマップ
●体力向上ロードマップ
●見た目の改善ロードマップ
●脳機能&メンタル改善ロードマップ

著者の鈴木祐さんはサイエンスライターで、年間に5000本、これまでに10万本の科学論文を読破してきたほど、自称「日本一の文献オタク」のすごい方です。

今回の本も鈴木さんが多数の文献を読まれた中から、不老長寿(アンチエイジング)に関係する真実を記載してくれています。

この本では、若返るためには苦痛と回復のサイクルを繰り返す必要があると述べられています。

簡単に言うと苦痛とは、運動、効果的な食事、適度なストレス、断食、サウナなどの事であり、回復とは睡眠、栄養、休養のことです。

苦痛は嫌だと思う方もいるかも知れませんが、ドイツの哲学者であるニーチェは人間の持つ回復力を「私を滅ぼすに至らない全てのことが、私を強くする」という名言を残したくらい、人間には回復力が備わっています。

筋トレで筋肉を大きくするするためには、「超回復」の原則を利用するのですが、実はメンタル面に対しても同じです。人間は苦痛を乗り越えることで成長するシステムが、身体には備わっています。

しかし、ここでも苦痛とは、人間関係や人生に対する不安などではなく、何らかの目標に向かって努力している緊張感や新しいこと始めるうえでの不安感となりますので、決して苦痛は何でもウェルカムと言うわけではありません。

そして、回復についても、ダラダラと休養するのではなく、「質」を意識する必要があります。

科学的には若いから幸福になれるのではなく、幸福だから若々しくいられることが分かってきていますので、老化に対してアレルギー反応を持つのではなく、老いることも人間の儚さと思うことも大切です。

また、楽観的な人ほど長生きする傾向が多いことがスタンフォード大学の研究でもわかっていますので、必ずしも本書に述べられていることを全てやらなければいけないというものではなく、自分にとって無理なく出来る範囲から、取り入れてみることがいいと思います。

この本自体は今までの老化に対するイメージを一新してくれる本となっていますので、いつまでも若々しくいたいと思う方は、是非、手に取って読んでみてください。

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