「睡眠こそ最強の解決策である」

今回はマシュー・ウォーカーさんの著書である「睡眠こそ最強の解決策である」をご紹介しようと思います。

睡眠こそ最強の解決策である
アメリカ、イギリスでベストセラーの睡眠本
ガーデン紙やタイム誌も絶賛! アメリカの公共ラジオNPRの2017年ベストブックスに選出! サンデータイムズ、ノンフィクションベストセラー2位!
世界各国からオファー殺到の睡眠本、ついに日本初上陸!
睡眠7時間以内だと早死にする?学習前に仮眠をとると、学習能力が飛躍的に高まる?
――NBA、NFL、ピクサー…最強の睡眠コンサルタントが教える最強の睡眠法
世界的に著名な神経科学者かつ睡眠のエキスパートが、睡眠科学の最新知識を提供する。本書は、知的好奇心を満たすだけでなく、睡眠の量と質を疎かにすることが、いかに、健康、安全、ビジネスにとって悪影響を与えるかについて具体的に説明する。
生き方をも変えるかもしれない本書は必読書である。-アダム・ガザレイ博士氏(米カリフォルニア大学サンフランシスコ校神経学・心理学・精神医学教授)
睡眠の謎について早急に解決する新しい科学について分かりやすく説明する。非常に面白く、読者は寝る時間も忘れて本書のページをめくることだろう。
-ダニエル・ギルバート(ハーバード大学心理学教授)
いま世界中が快適な眠りを求め、「睡眠ビジネス」が注目を集めています。そんななか、20年間睡眠を研究し、カリフォルニア大学バークリー校睡眠・神経画像ラボラトリーの所長として、名だたる企業の睡眠コンサルタントを務めるマシュー・ウォーカー氏の本書は、最強の睡眠を語るのにふさわしい睡眠大全とも位置付けられる一冊でしょう。
本書では、「睡眠とは何か?」というそもそもの話から、最新の研究で明らかになった睡眠の様々な効果を明かすとともに、睡眠の科学を社会でどのように役立てることができるのかを描きます。
・昼寝(仮眠)で記憶力が上がる、パフォーマンスが上がる
――ボルトも世界新の前に昼寝していた。
・6時間睡眠の日が10日続くと、1日徹夜した時と同じくらい脳の機能は衰えるが、本人は自分が睡眠不足だとは認識していない。
・朝方、夜型は遺伝で決まっている。
・思春期の子供は体内時計が成人よりも 3 時間ほど遅くなっており、夜更かしや寝坊は自然なこと。
・睡眠が不足すると人の表情から感情などを読み取る能力が低下する。
・MRI で夢の中身が判定できる?
・ワクチンを接種する前の睡眠時間が短いとその効果は半減する! etc.
――眠りの力を有効活用した素敵な未来を感じさせてくれる一冊です!

著者のマシュー・ウォーカーさんはカルフォルニア大学バークレー校で神経科学と心理学の教授を務めている傍ら、睡眠コンサルタントとして睡眠に関する書籍や講演を行っている睡眠についてのスペシャリストです。

健康習慣と言えば食事、運動、睡眠の3本柱から成り立っていると思われている方が大半だと思うのですが、この本を読むとその3本柱のうち睡眠が最も心身の健康に重要であることが分かります。

そもそも睡眠不足がもたらす影響して、最も大きなものは「寿命が縮む」ことです。

睡眠不足により心臓発作、肥満や糖尿病等になるリスクが上がり、結果的に寿命が縮むことになります。

本書では、理想的な睡眠時間は8時間とされていましたが、自分に合った睡眠時間というのは遺伝などの関係もあり、人それぞれです。

そこで簡単にあなたが睡眠不足か判定するために、本書の中で3つの質問が用意されていました。

Q1.朝に起床後、10時または11時までに眠たくなりますか?

Q2.カフェインを摂取しなくても、午前中から頭が働きますか?

Q3.目覚まし時計が無くても、朝に決まった時間に起きれますか?

3つとも当てはまっている方は睡眠不足です。(-_-;)

私たちがなぜ睡眠不足に陥っているかと言うと、文明の発達であったりデジタル機器の発明が主な原因です。皮肉なもので、私たちの日常生活が便利になればなるほど、私たちは睡眠不足に陥りやすくなります。

エジソンが電気を発明したことに始まり、テレビやスマホなどのデジタル機器、そしてアルコール飲料など気がつけば私たちの身の回りには、睡眠を妨げるもので溢れています。

現代においてその全てを無くしたり、日常の中から排除することは難しいですが、ぐっすりと眠れるように以下を試してみてください。

・生活リズムが一定になるように、いつも同じ時間に寝て、同じ時間に起きるようにしましょう。

・寝る前の2~3時間前に運動は行わないようにしましょう。ヨガや軽いストレッチなどは心身をリセットしてくれる働きがあるので、軽い運動は寝る1時間前でも大丈夫です。

・コーヒーやお茶などのカフェイン飲料は寝る8時間前までに摂取するようにしましょう。カフェインが体内に残っていると睡眠の質を妨げてしまいます。また、寝る前のニコチン(タバコ)もNGです。

・寝る前にアルコールを摂取するのはやめましょう。最低でも寝る4時間前までに飲み終わるように心掛け、また、お酒と一緒に同量の水を飲むとお酒の分解を早めてくれるのでおススメです。

・夜の遅い時間に大量の飲食を行わないようにしましょう。腸は排出の準備をしてからお休みモードになるため、胃や腸に食べ物が残っていると消化に時間がかかり、睡眠の質を落としてしまいます。夕飯は寝る4時間前までに摂取するか、夜の遅い時間に食事を摂取する場合は少量又はゼリー飲料などの消化吸収が良いものがおススメです。

・昼寝は30分以内、15時以降は昼寝をしないようにしましょう。長時間の睡眠は夜の睡眠を妨げるだけではなく、認知症のリスクも上がります。

・寝る前にリラックスできる時間を作りましょう。寝る2時間前からデジタル機器を遠ざけ、自分なりのリラックスできるルーティーンを作ると睡眠モードの入りやすく、睡眠の質も向上します。

・寝る90分前にお風呂に入るようにしましょう。湯船に浸かり、身体を温めると、その反動により身体の体温が下がる際に、睡眠に入りやすくなります。

・寝室は寝るだけの部屋にし、暗く、涼しく、デジタル機器を持ち込まないようにしましょう。少量の明かりであっても睡眠の質を妨げることが分かっています。また、寝る10分前に寝室を換気しておくことで、睡眠の質が上がることも分かっているため、換気もおススメです。

・朝日や日中に太陽の光を浴びるよう心がけましょう。30分以上太陽の光を浴びると夜にメラトニンの分泌量が多くなり、睡眠に入りやすくなります。

睡眠を変えることで、毎日の生産性が確実にアップします。

睡眠についてもっと知りたい方は、本書を手に取って読んでみてください。

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