「希望の地図」

今回は重松清さんの著書である「希望の地図」をご紹介しようと思います。

中学受験失敗から不登校になってしまった光司は、ライターの田村章に連れられ、被災地を回る旅に出た。宮古、陸前高田、釜石、大船渡、仙台、石巻、気仙沼、南三陸、いわき、南相馬、飯舘……。破壊された風景を目にし、絶望せずに前を向く人と出会った光司の心に徐々に変化が起こる――。被災地への徹底取材により紡がれた渾身のドキュメントノベル。

本書は2011年3月11日に起こった東日本大震災から復旧、復興を目指す被災地に生きる人々を描いた物語です。

今年の3月11日に東日本大震災から10年が経過しましたが、本書が出版されたのは2014年の冬であり、約3年半の月日を被災地の取材に費やし、書き下ろされた作品となっています。

私は実際に被災地を訪れたことはありませんが、少しでも当時の様子を知ることができ、タイトルに使われている「希望」とは一体何なのか考えさせられました。

必死に前を向く被災された方々の姿から、勇気をもらえる作品となっていますので、毎日を辛い思いで過ごしている方は、是非読んでみてください。

今日もまた、前を向いて復旧・復興に進んでいる人々から勇気をもらえると思います。

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