今回はアンダース・ハンセンさんの著書である「一流の頭脳」をご紹介します。
みなさんは誰かの頭の中を覗いてみたいと思ったことはないでしょうか。
もちろん私はあります。
私が思う頭の中を覗いてみたい人の代表的な人は、頭がいい人、メンタルが強い人、人と異なる考え方を持っている人などですが、本書はその中の一流と言われる頭脳明晰な人の頭の中がどのようになっているか、教えてくれる作品です。
ありがたい作品ですよね?
著者のアンダース・ハンセンさんは世界的な精神科医で、多数のベストセラーを出版しており、その中でも有名なのが、本書と「スマホ脳」ではないでしょうか。
「スマホ脳」については、このブログ(https://time–will–tell.com/2021/03/07/%e3%80%8c%e3%82%b9%e3%83%9e%e3%83%9b%e8%84%b3%e3%80%8d/)でも以前、ご紹介していますので、興味がある方は覗いてみてください。
それでは本書で触れられている一流の頭脳について、ご紹介していきます。
一流の頭脳を獲得する方法
一流の頭脳と聞くと、最先端の勉強方法やツール、アプリなどを利用して毎日長時間勉強しないといけないイメージを持たれるかも知れませんが、本書では、一流の頭脳を得るためには運動するしかないと述べられています。
もちろん本書の中では記憶力や集中力をアップさせる方法なども述べられてはいますが、そんなことよりまず運動です。
運動することで、記憶力や集中力が増し、ストレスが減り、創造性が向上することが分かっています。
(学生のころは運動しかできないバカがクラスに1人や2人はいましたが...(;・∀・))
運動は健康に良いと言うのは皆さん周知の事実だとは思いますが、頭にもいいんです。
運動で脳機能をアップデートできるわけです。
しかし、そのことが分かっていても、実際に運動している人というのは少ないのではないでしょうか。
やっぱり知識として蓄えているだけではなく、行動しないと人は変わりません。
まずは運動を習慣化することから始めてみましょう。
効果の高い運動のやり方
運動が健康にも脳にも良いことは、ご理解いただいたと思うのですが、気になるのが、どのくらい運動したらよいのか?どのような運動をしたら良いのかだと思いますが、明確なやり方や運動量などのボーダーラインは無いようです。
要するにとにかく運動しろということです。
しかし、いくつかの実験データから運動強度や運動時間が本書では述べられていましたので、ご紹介します。
本書では、1日に30分のウォーキングを最低ラインとし、最高のコンディションを保ちたいのであれば、週に3回、45分以上のランニングをすることが推奨されています。
脳への効果は筋トレなどの無酸素運動より、ランニングなどの有酸素運動の方が効果が高いとされており、重要なのは心拍数を上げることだとされています。(ただし、疲れるほどの運動は逆効果)
運動強度は年齢や体重によって人それぞれですが、1日5分の運動でも効果があるとされています。
効果は少ないかも知れませんが、運動による効果は必ずあります。
短期的にはドーパミンの分泌量や脳への血流が増えることで集中力や記憶力が向上し、長期的には脳の前頭前野が発達するとされていますので、まずは継続できる範囲で運動を日常の中に取り入れるようにしましょう。
一流の頭脳が欲しい方や運動が継続できなくで悩んでいる方は、本書を読むことで運動に対するモチベーションが上がると思いますので、是非、読んでみてください。
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