シンプルで合理的な人生設計

今回は橘玲さんの著書「シンプルで合理的な人生設計」をご紹介します。

「日本人は合理性を憎んでいる。だからこそ、合理的に生きることが成功法則になる!」 前著『幸福の「資本」論』で幸福を3つの資本で定義づけた橘玲氏が、「人生の成功法則」について「合理性」を軸に3つの資本を再検証。最新の学術的知見を織り交ぜなら、現代人が「自由に生きる」ための理論、手段、実践を突き詰める

本書はこのようなプロローグで書き始められています。

成功するためには人生の土台を合理的に設計せよ

そして、この本でもっとも言いたいことは、自由に生きるためには人生の土台を合理的に設計せよと。

結論を最初に書かれているとその後の文章がとても頭に入ってきやすいですよね。

一体、どのようなプロセスを通して、本書の1番言いたいことに辿り着くのか。

私は本のタイトルを見たときに「合理的に」とはいったいどのようなことなのだろうと思いました。合理的にと聞くと、「効率的」や「コストパフォーマンス」、「タイムパフォーマンス」がいいようにと変換できるので、限りある人生の中でどうやったら自由に楽しく過ごせるのだろうと。

このように思うのは私の人間性の表れなのかもしれませんが、やっぱり人生は楽して、自由に生きたいと思うものだと思います。

すべての人間には平等に課せられた3つの制約があると言われています。

まず1つ目は「物理的制約」です。

物理的制約とは、生きていくうえで抗うことが出来ない自然の刹那のです。地球上に重力が発生している以上、ウルトラマンのように空は飛べませんし、透明人間にもなれません。

次の制約は「資源的制約」です。

最もわかりやすいのが、時間です。私たちのに与えられている1日の時間は24時間であり、これは誰にとっても平等です。

そして、最後の制約が「社会的制約」です。

これは私たちが社会に属している時点で避けられないものです。地位がある人は社会的な責任も伴いますし、トレードオフの関係からは逃げられません。

私たちの生きる世の中は、これらの3つの制約がありますが、それらの制約の中で必要なお金や時間などの資源を投資し、人生を築いていく必要があります。

特に時間への投資として、時間の使い方について、紹介されています。

まずは睡眠。

1日は24時間あるように思いがちですが、実は10時間程度しかありません。

24時間のうち、8時間を睡眠あて、残りの6時間は運動や食事などで消える。残った10時間で何をするかで人生が決まります。

私たちはよく時間を生み出そうとして、睡眠時間を削りがちですが、ショートスリーパーの人でもない限り、睡眠時間を削るのは日中の生産性が下がり、かえって非効率になってしますので、睡眠にしっかりと時間を投資する必要があります。

次に散歩です。

1日25分散歩をする人は4年長生きするデータもあるようなので、まとまった時間ではなくても、歩くこと、運動する時間に投資をしましょう。

その他にも時間への投資として、人間関係を切ることやタイムマネジメントをしないことが、本書では紹介されていましたが、私が意外だと思ったのは、ボーとする時間を設けましょうと言うことでした。

ボーとしている時間は、脳が休んでいるように思われがちですが、脳内では記憶の整理や無意識に問題の解決策などを考えているそうです。

私も仕事や考え事が煮詰まるとウォーキングやランニングに出かけるか、自然を見ながらコーヒーを飲むようにしており、ボーとする時間を取り入れるようにしています。

私たちの生きる現代はいろいろなものが絡み合い、複雑化していますが、本書のタイトルのように毎日がシンプルで合理的に、人生をイージーに過ごしたいですね😊

本書に興味がある方はリンクを貼っておきますので、是非、本書を読んでみてはいかがでしょうか。

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