今回は堀江昭佳さんの著書「血流がすべてを解決する」をご紹介します。
みなさんは血流を増やすと心と体の悩みを同時に解決できることをご存じでしょうか。
血流と聞くと体が健康的になれることはご存じかと思いますが、実は心も健康的になれます。
例えば、体調が悪い日の朝というのは気分的にもネガティブになりがちですが、朝からすっきり起きれた日は気分的にポジティブな気持ちになれると思います。
このことから分かるように心と体は密接に関係しており、血流を改善し、体が健康的になると心も健康的になれるというわけです。
血流とは字のごとく、血液の流れのことですが、全身の細胞に酸素や栄養を送り届けたり、二酸化炭素や老廃物を除去したり、自律神経を整える役割を担っており、血流が悪いとむくみや生理不順、不妊などの健康障害だけではなく、無気力になったり、不安を抱いたり、イライラすると言った負の感情が表れ、心を蝕んでいきます。
血流改善と聞くと、ドロドロしている血液をサラサラにするイメージを持たれる方もおられると思いますが、本書では血流が悪いことが、必ずしも血液がドロドロの状態と言うわけではなく、血が不足しているから血流が悪くなっていることもあるようです。
血が不足している原因としては、「血が作れない」「血が足りない」「血が流れない」の3つの原因があると述べられており、血の量を増やすためにはこれらの原因に対して、対策する必要があるのですが、対策する順番があります。
まず最初に行うのが「血が作れない」状況を改善することです。
血が作れない原因としては、胃腸が弱っていて、栄養が十分に吸収できないことが原因です。
胃腸を健康にするためには、食事でしっかりと鉄分を摂取することや断食により胃腸の機能を回復させることです。
次に行う対策は「血が足りない」状態を改善することです。
血液はケガや献血(400ml)、生理(100ml/回)により失われます。
血液は、就寝後1~3時の間に作られるため、本書では23時までに就寝することが推奨されていました。
最後に「血が流れない」状況を改善する方法ですが、それは運動です。
特に第2の心臓とも呼ばれ、血流を心臓に送り返す機能を担っている脹脛(ふくらはぎ)を鍛えることが重要です。
ウォーキングやジョギングをしたり、エレベータ代わりに階段を使ったり、その場でつま先立ちを数回繰り返すだけでも、脹脛が鍛えられ、血流が改善します。
血流は目には見えないため、自分の血流が良いか悪いかを判断することが難しいように思いますが、本書にはチェックリストがあり、自分の血流がいい状態なのか、悪い状態なのかを判断できます。
目に見えないものはどうしても疎かになりがちですが、目に見えないものだからこそ、しっかり目を向けたいですよね。
それが自分の体のことなら尚更です。
著者である堀江さんは、漢方薬剤師を営んでおり、本書を読むだけで症状が改善しない場合は、堀江さんのところを訪れ、直接アドバイスをもらうことも可能なようです。
今みなさんに起こっている不調は、血流を改善することで解決するかも知れません。
騙されたと思ってやってみる価値のある本だと思うので、是非、手に取って読んでみてください。
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