今回は井上皓史さんの著書「がんばらない早起き 「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方」を紹介します。

ビジネスエリートがやっていること?
起業やキャリアアップなどの明確な目標がある人向け?
健康づくりの手段?
もしかしたら、「早起き=ハードルが高い」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
苦手な人も多い「早起き」。
そこで本書では、いちばんやさしい早起きの本を目指しました。
そのため、
・朝起きる時間を指定しない
・やるべきことを指定しない
・ビジネスパーソンだけでなく、子育て中の方や学生でも実践できる内容になっています。
著者が提案するのは、「毎日をごきげんにすごすための手段として、朝の時間を使うこと」。
自己実現のために使うのもよし、今夜の自分を労わるために使うもよし。
自分のライフスタイルにあわせてカスタムしながら早起きによって生まれた朝の時間で毎日をもっと豊かに過ごしませんか?
みなさんは毎朝、何時に起床していますか?
また、なぜその時間に起床しているのでしょうか?
このように問われたとき、あなたならどのようのお答えしますか?
大半の方は仕事に行く時間や子どもを保育園に預ける時間から逆算して、起床時間を決めているのではないでしょうか。
私の場合は、起床時間をいろいろと試した結果、現在は5時に起床しています。
その理由は、私の中で5時起床が睡眠時間を確保でき、1番ユーティリティ性が高かったからです😊
早朝から仕事に出掛けるにしても余裕をもって支度が出来ますし、朝からランニングする日は、子供たちが起きてくるまでに帰って来れるし、朝から勉強する日は、適度な時間を確保することが出来る。
突発的なハプニングや外乱が生じても自分のリズムを崩さず、余裕をもって朝を過ごすことが出来るのが、私にとっては5時起床でした。
ちなみに私は4時起床や7時起床も試してみましたが、4時起床の場合は睡眠時間が確保できず日中の生産性落ち、7時起床の場合は、子供たちを学校に送り出すまでの時間に余裕がなく、1日のスタートからバタバタでした😓
本書では、「朝を制するものが人生を制する」と述べられており、確かに世の中で成功を収めている人には早起きの人が多いですよね。
著者の井上さんは過去に同じく早起きに関する書籍である「昨日も22時に寝たので僕の人生は無敵です~明日が変わる大人の早起き術」を出版され、22時就寝、5時起床を推奨されていましたが、結婚され、2児の父親となった現在においては、ストイックは早寝早起きから、本書のタイトルにもなっている“ごきげんな早寝早起き”に変えられたそうです。
確かに1人暮らしの早寝早起きと、子供が産まれ家庭を持つようになった場合の早寝早起きの難易度の違いには雲泥の差があります。
早起きと言っても、その定義は人それぞれです。
ついつい成功者の生活ルーティンを真似しようとして「5時起床」や「4時起床」にトライする方がいますが、そこまでストイックに考えずとも毎日の起床時間から30分早く起きただけでも早起きです。
そして30分早起きするだけでも、朝の時間に驚くべき程の余裕が生まれます。
その余裕こそが人生を好転させ、毎日を機嫌よく過ごす秘訣となります。
今まで早寝早起きチャレンジをしても続かなかった方は、本書の内容を少しだけ紹介しますので、もし興味があれば手に取って読んでみてください。
1.朝を制するものが人生を制する
先ほども述べましたが、成功者の多くは早起きです。
それは、睡眠により脳がクリアになっており、外乱の少ない朝の1時間が、昼の3時間にも匹敵する程の貴重な時間であることを理解しているからです。
このように聞くと、「朝から資格試験の勉強」をしたり、「ランニングや筋トレ」をしたりと、ストイックなイメージを持たれると思いますが、本書では早起きをする目的がこういったストイックな目標係なものではなく、「部屋の片づけ」をしたり、「家事や洗濯」などの生活と整える生活系を目的にすることを推奨されています。
その理由は、生活の土台を整えることができ、気持ちが前向きになるからです。
人が不機嫌になる理由の大半は、“人間関係”と“時間に追われ、余裕が無くなる”からだと言われています。
人間関係については、相手がいることなので、自分だけで解決することが難しいです、時間に余裕を作ることは自分次第ですよね。
そのために朝に人より早くスタートを切ることができれば、時間という余裕貯金を作ることができ、その日1日をご機嫌で過ごすことができると思います。
本書では、1日を機嫌よく過ごすご機嫌方程式(ご機嫌=早寝早起き+自分の時間)が紹介されており、しっかりとした睡眠時間(7~8時間)を確保したうえで、朝の時間を自分のために使うことができれば、その日1日はご機嫌で過ごすことができると述べられていました。
2.早起きの習慣化
早起きによるメリットは前述のとおりですが、問題なのはどうやって早起きを習慣化するかですよね😓
社会人になられた方のほとんどは、今までに早起きチャレンジをして、挫折した経験があると思います。
そう言ったかたは、早起きに対して「眠たい」や「辛い」などのネガティブなイメージを持たれているのではないでしょうか。
ですがこれは、早寝早起きが習慣化している人であっても、同じイメージを持っていますので、安心してください😓
結局は朝起きるときは、誰でも眠たいんです。特に冬は暖かい布団から出たくないと少なからず思っています。
ただ、早起きを習慣化できている人は、習慣化によりそう言ったネガティブイメージが小さくなっており、習慣化できていない人よりハードルが低くなっているだけなんです。ただの“慣れ”なんです。
結局はその“慣れ”までの領域に達することが大変なんですけど、そう言った“慣れ(習慣化)”までの領域に達するためのコツをいくつか紹介しますので、自分に合っているものを試してみてください。
①.早起きの目的を決める
早起きは自分がしたいと思っている目的を達するための手段の1つでしかありません。
そのためにはまず、自分にとって早起きをする目的を明確にする必要があります。
もちろん目的は人それぞれです。
「英語を勉強して留学したい」、「筋トレしてボディメイクしたい」といった目標系の目的にしてもいいですし、「読書をしたい」、「家の掃除や家事をしたい」といった生活系の目的にしても良いと思います。
本書ではいきなり目標系の目的を設定するのではなく、生活系の目的により、生活の土台を安定させたうえで、目標家の目的を設定することを推奨されていましたが、自分に合った早起きの目的を設定しましょう。
②.起床時間から逆算した時間割と作る
早起きをすることためには、就寝時間も早める必要があります。
就寝時間を変えずに早起きをすると睡眠時間が減り、日中に眠くなってしまい、かえって生産性が落ちてしまいます。
早起きをするためには、早寝をする。こうやって聞くと当たり前のように思いますが、早起きに失敗する人の中には、就寝時間は今までと変えずに早起きをしようとし、睡眠時間が確保できず、その結果、早起きに挫折してしまう人が多くいます。
早起きをするためには、その分、早く寝る必要がありますので、そのためには、まずは理想の時間割を作ってみましょう。
必要なタスクを優先的に時間割にインプットし、後は理想と現実のギャップを埋め、理想の時間割から逆算して求めることで、生活の無駄を省けます。
時間割ができたら、あとはその時間割の通りに行動するだけですが、早寝早起きを習慣化させるポイントして、その時間割は日替わりではなく、毎日、同じ時間割にしましょう。
今日は1時間早起きしてランニング、明日は1時間早起きして英語の勉強、朝っては1時間早起きして家の掃除をして…となるのであれば、ランニング、英語の勉強、家の掃除を20分ずつに分割して、毎日の時間割に入れると早起きを習慣化しやすくなりますので、早起きが習慣化できるまでは、同じ時間割になるよう心掛けましょう。
③.自分に合った早起き習慣を心掛ける
早起きと聞くと、どうしても「4時起床」であったり、遅くても「5時起床」と言ったイメージを持たれている方がいますが、早起きの定義は人それぞれです。
極端な例えになりますが、夜職の方であれば、2時や3時に帰宅して、そこから4時や5時に起床するのは、明らかな睡眠不足ですよね。
それに人にはクロノタイプと言って、朝型の人もいれば、昼型や夜型の人もいるので、自分に合った早起きを心掛けましょう。
早起きをしたがばかりに、日中の効率や生産性が落ちては意味がありません。
早起きは誰かと比べるものではありませんので、自分のクロノタイプや生活スタイルに合った起床時間を設定しましょう。
本書は一般的な早起き本と異なり、自分に合った早起きを提唱するものですので、早起きに対するハードルも低く、そのうえで、人生の充実度や自分自身の機嫌を整えてくれる書籍です。
特にこれまでに早起きチャレンジに挫折してきた方にはお勧めの書籍となっていますので、是非、手に取って見てください😊
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