
みなさんは「代理ミュンヒハウゼン症候群(MSBP)」という病名をご存じでしょうか。
Wikipediaでは、代理ミュンヒハウゼン症候群のことがこのように記載されていました。
代理ミュンヒハウゼン症候群(だいりミュンヒハウゼンしょうこうぐん、英: Munchausen syndrome by proxy、MSbP、MSP)、他者に負わせる作為症(たしゃにおわせるさくいしょう)とは、自傷行為で病気をつくる精神疾患ミュンヒハウゼン症候群において、傷害の対象が庇護している近親者である精神疾患。主に対象は自身の子供であることが多く、「看病」「介護」する自己へ周囲から同情や称賛が集っている状態が心地よいと感じ、虚偽報告・薬等を用いた隠れた虐待行為をする精神疾患、医療乱用虐待(MCA)である。
私はこの病名を知念実希人の小説「天久鷹央の推理カルテ」を読んで知ったのですが、ここまで行かなくても大半の親は、「代理ミュンヒハウゼン症候群」の気質があるのではないかと。
特に私が強く感じたのは、しっかりとした食事を子供に与えているかどうかでした。
このブログを書いている時期は2025年8月で、子供たちは夏休みの真っ只中です。
認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンが、同団体運営のフードバンクを利用する低所得のひとり親家庭を対象に実施した調査では、回答した家庭の約40%で、夏休みなどの長期休みで学校給食が無くなると、子供が1日2食以下になることが分かったそうです。
この調査では、経済的に厳しい家庭での調査となっていますが、経済的に厳しくない家庭で1日3食食べれている子供たちが栄養バランスの取れた食事をしっかりと摂れているかは、わかりません。
現在は豊食の時代と言われ、インスタント食品やジャンクフードなどを手軽に摂取することが出来ますが、これらに頼り過ぎている親がとても多いように感じます。
子供たちは、栄養に関する知識がないので、インスタント食品やジャンクフードなどでも美味しいものは食べたいと思うはずです。
大人であってもインスタント食品やジャンクフードをやめれない人が多い中で、身近にそのような食品があれば、食べたいと思うことはごく普通のことですよね。
ですが、よく考えてみてください。
インスタント食品やジャンクフードには、ほとんど栄養は含まれていません。加工食品や添加物も多く含まれているので、体に対してもいい影響はなく、そのような食事ばかりを与えていれば、体の免疫機能は低下し、病気や風邪を引きやすくなってしまいます。
子供が病気になったり、風邪を引いて心配しない親はいないと思いますが、その原因を作っているのは実は親自身ではないでしょうか。
私は自身の子供にしっかりとした食事を与えていない親がとても多いように感じています。
ここまでのレベルであれば、代理ミュンヒハウゼン症候群とまではいかないかも知れませんが、私には同じベクトルのように思えるんですよね😓
どれだけ栄養バランスの取れた食事を与えていても子供が体調を崩したり、風邪を引くことはありますが、根本的な原因から目を背け、自分を正当化している親が多い気がします。
このようなブログを書くと、「インスタント食品やジャンクフード」を食べることを否定しているように思われがちですが、そんなことはありません。
心の栄養として、自分の好きなものを食べることは大切です。
ストイックに体に悪いものを排除(=まったく食べない)することはストレスになるので、時には食べても良いと思っています。
普段は栄養バランスの取れた食事を心掛け、調理方法も揚げ物などの加熱調理を避け、旬の食材を多く取り入れた食事を摂っている子供がたまに「インスタント食品やジャンクフード」を食べるのはわかりますが、普段から「インスタント食品やジャンクフード」しか食べ与えていないのに、親が自分が作るのが楽だからと言って、「インスタント食品やジャンクフード」を肯定するのは違いますね?
夫婦、共働きが増えた現代では、食事にエネルギーを注ぐことは一昔より難しくなっているとは思いますが、今一度、子を持つ親御さんには考えてみて欲しいんですよね。
「自分の子供に、しっかりとした食事を作っているのか?」と。
本来、料理というのは体に良いけど、そのままでは美味しくない食品や食材を美味しく食べれるようにすることです。
学校給食があれば、栄養バランスの取れた食事を1日の中で1回は摂取することが出来ますが、夏休み中などは学校給食が無くなり、必然的に自宅で食事を摂る機会が増えると思います。
ですから、今一度、子供たちが食べる食事について考えて欲しいんです、。
1日3食を全て完璧にする必要はありませんが、まずは出来る範囲で見直してもらえたらと思います。
自分の子を軟弱にし、病気に掛かりやすくしているのは、他でもなく親自身なのかも知れないのですから😥
コメント