重電メーカとは?

重電とは「重電機」の略で発電機,電動機などの回転電気機械や,変圧器,整流器,開閉制御装置など発電施設や工業施設などで用いられる設備のことで、家庭用電気機械(家電)を合わせて「強電」、反対に電子機器や計測器などを「弱電」と呼んでいます。

その重電機を作っているメーカを重電メーカと読んでいるわけですが、最大手と言われる日立製作所・三菱電機・東芝を重電3社、三菱重工業、富士電機、IHI、明電舎の4社を加えて重電7社と呼ばれています。

そんな重電7社が2020年度の中間決算をまとめ、新型コロナウイルスの影響もあり、減収や営業赤字のメーカが目立ちました。

日本の電気製品を支える大手ですら、営業赤字になる時代ということです。

また、東芝については、カーボンニュートラル宣言を受けて、新規の石炭火力発電所の新設事業から撤退し、再生可能エネルギー関連事業に力を注ぐことを発表しました。

これは何も東芝のみではなく他の重電メーカについても、脱炭素化に向けてエネルギー事業の転換を行うと思いますし、既に新たな競争が始まっていることを意味しています。

政府はこのような競争により技術力が向上し、また、日本経済も好影響を及ぼすと期待しているようです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました