経済産業省は火力発電所の常時遠隔監視化に向けて、省令改正に取り組んでおり、これが実現すれば火力発電所の監視・制御を行う中央制御室に運転員を配置しなくてもよくなります。
それでも巡視点検要員やトラブル対応要員などは発電所敷地内や近傍に残ることになるが、AI(人工知能:Artificial Intelligence)やIoT(モノのインターネット:Internet of Things)を利用した「スマート保安」が加速することになりそうです。
経済産業省による省令改正後は電気事業者において、保守面や運用面などの詳細を検討し、今まで火力発電所に求められていた異常の早期発見や出力変動への迅速な対応、そしてサイバーセキュリティ対応などを遠隔監視でどこまで対応できるか、その妥当性を説明することになります。
近い未来に火力発電所から人がいなくなる日がやってきそうです。
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