新型コロナウイルス感染防止のために日常的にマスクや手洗いを行っていると思いますが、一般財団法人である総合保健センターが手洗い効果について「保健師だより(2020年10月号)」に記載していたので、今日は推奨する手洗い方法と手洗いによる残存ウイルス数を紹介したいと思います。(「ほけんしだより Vol.20」2020年10月06日号)
【ハンドソープによる手洗い効果】
手洗いの方法 | 残存ウイルス |
手洗いなし | 約100万個 |
流水で15秒手洗い | 約 1 万個 (約 1%) |
ハンドソープで10秒または30秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎ1回 | 数100個 (約 0.01%) |
ハンドソープで 60秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎ1回 | 数10個 (約 0.001%) |
ハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎを 2 回繰り返す | 数個 (約 0.0001%) |
※森功次他:感染症雑誌、80:496-500,2006 から作成
【手洗いのタイミング】
①.公共の場から帰った時
②.咳やくしゃみ、鼻をかんだ後
③.食事前後
④.病気の人のケアをしたとき など
前途の表でもわかるように、手洗いについては1度に入念に洗うより、2回洗った方が残存ウイルスが少ないことがわかります。
手洗いは日常的に行う行為ですので、日頃から心がけて行きましょう。
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