「ひなた弁当」

今日は山本甲士さんの著書「ひなた弁当」を紹介しようと思います。

前表紙
逆境に陥った中年サラリーマンの復活物語。

 王崎ホームの芦溝良郎は、50歳を前に会社からリストラされた。再就職先を人材派遣会社から紹介されたが、どこも長く働くことが出来ない。予備校生の娘の手前もあって、いままで通りに家を出る毎日だった。ある日、公園のベンチに座った良郎は、ドングリ拾いをしている子どもを見て、自分も拾って調理してみる。「食えるのなら、食ってみようかな」。調理して食べられることがわかった良郎は、続いて野草の採取と魚釣りへと行動の範囲が広がった。食材を無料で入手して家で調理しながら、良郎が向かったのは、サラリーマン時代に食べていた
弁当屋のいわくらだった……。
 同じリストラ仲間の姿に元気づけられ、一度は途方に暮れた中年サラリーマンが、自らの夢を叶えて仕事を始め、おおいなる復活を遂げる。
 逆境に陥った主人公を次第に応援したくなる、心温まる感動小説!

この本はリストラされた中年サラリーマンの大逆転ストーリーを描いた小説となっています。コロナ渦で雇用環境は益々厳しいものになりましたが、日常の中にチャンスは転がっていると、サラリーマンにとってはモチベーションに繋がるストーリーになっていますし、正直、私もこの本の主人公である良朗のような働き方に憧れを持ちました。

自分の興味があることやしたいことが何なのか、日々忙しく働くサラリーマンにお勧めの1冊です。

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