「本日は、お日柄もよく」

今回は原田マハさんの著書である「本日は、お日柄もよく」を紹介したいと思います。

本日は、お日柄もよく
お気楽なOL、二ノ宮こと葉は、密かに片思いしていた幼なじみ・今川厚志の結婚披露宴で、すばらしいスピーチに出会い、思わず感動、涙する。伝説のスピーチライター・久遠久美の祝辞だった。衝撃を受けたこと葉は、久美に弟子入り、「言葉」の修行を始める。成長したこと葉は、父の遺志を継いで初めて衆議院選に立つ、厚志の選挙を手伝うことになるが……!? 人と人とを結び合う言葉の限りない可能性をハートフルに描いた青春小説。

この本は勇気をもらえて泣ける本として、50万部以上を売り上げている話題作です。

私たちが日常的に使っている言葉は人を傷つける凶器にもなりますが、人を動かす原動力にもなります。そのことを改めて思い知らされる本です。

言葉で人を動かすスピーチライターという職業があることさえ知らなかった私ですが、スピーチライターの久遠久美とその助手である二ノ宮こと葉が考えるスピーチが、政治や祝辞などの場で行うスピーチを通じて、言葉がいかに人の心を震わせるか、そして、自分の想いを語源化する能力がどれだけ大切かを改めて教えてくれる本となっています。

書籍の中に以下のような言葉が述べられていました。

“困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。3時間後の君、涙がとまっている。24時間後の君、涙は乾いている。2日後の君、顔を上げている。3日後の君、歩きだしている”

困難に遭遇した時、この言葉を思い出してください。

困難、災難、苦難が有る人生を「有難し(ありがたし)」、無い人生を「無難(ぶなん)」と漢字で書くくらい人生には「難」があることが重要で、それを乗り越えることで人として成長できます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました