今回は柳美里さんの著書である「JR上野駅公園口」を紹介したいと思います。
この本は全米図書鑑賞受賞した全世界が感動した「1人の男」の物語として30万部以上売り上げており、NHKや朝日新聞などでも取り上げられた作品です。
本作は福島県相馬郡(現在の南相馬市出身)で、1964年東京オリンピック前年に出稼ぎ労働者として上野に上京、高度経済成長ののち、そこでホームレスとなった男性が主人公となっています。
正直、私はこの作品を読み始めたころは、本の内容が今一、理解できませんでした。
「何のことについて書いているのだろう?」
これが途中まで読み進めてみた私の印象です。しかし、物語は起承転結。
1人の男性の生涯を通じて、日本の光と闇を描いた作品となっています。
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