今回は原田マハさんの著書である「生きるぼくら」を紹介したいと思います。
いじめから、ひきこもりとなった二十四歳の麻生人生。
頼りだった母が突然いなくなった。
残されていたのは、年賀状の束。
その中に一枚だけ記憶にある名前があった。
「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」
マーサばあちゃんから? 人生は四年ぶりに外へ!
祖母のいる蓼科へ向かうと、
予想を覆す状況が待っていた????。
人の温もりにふれ、米づくりから、
大きく人生が変わっていく。
この本は「徳間文庫大賞」を受賞した作品で、生きる力と元気が育つ本として２０万部上を売り上げている作品です。
いじめを受けて引きこもりとなっていた主人公：麻生人生（２４歳）は、母と二人暮らしだった生活に突如、母の失踪という形で終止符が打たれます。
母は少ないお金と少ない年賀状を人生に託し、人生はその中から見覚えのあったお祖母ちゃんのところに行くのですが、そのお祖母ちゃんは認知症を患い、人生の記憶はありませんでした。
しかし、他に行く当てのない人生は、そこでお祖母ちゃんと一緒に生活し、自然の豊かさや周りの優しい人々との触れ合い、そしてお祖母ちゃんが長年続けていた特別なコメ作りを通じて、人生の人生が大きく変わっていきます。
引きこもりだった人生の再起が描かれたストーリーになっていますので、自分の人生に疲れた方や先行きの見えない人生に不安を抱いている方に是非読んでほしい作品となっています。
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