今回は猫ひろしさんの著書である「猫ひろしのマラソン最速メソッド」をご紹介しようと思います。
皆さんは猫ひろしをご存じでしょうか。
「にゃー」のギャグで有名な芸人さんです。本名は「瀧崎邦明」さん。
実は猫ひろしさんは、2016年リオデジャネイロオリンピックにカンボジア代表として、男子マラソンに出場したすごい人です。
しかも、学生時代は卓球部で陸上経験がないのにも拘らず、カンボジア代表まで上り詰めた理由がこの本には記載されています。
猫ひろしの初マラソンは2008年の東京マラソンで、タイムは3時間48分57秒でしたが、その後は少しずつタイムを縮め、2009年の東京マラソンでは3時間18分52秒、2010年の東京マラソンでは2時間55分45秒と初めてサブスリーを達成し、翌年の2011年の東京マラソン大会では2時間37分43秒を記録しています。(自己ベストは2015年の東京マラソンの2時間27分48秒)
ここですごいのは2010年にサブスリーを達成後、翌年の2011年にはそのタイムを18分以上縮めているところです。タイムが速くなるにつれて1分1秒を縮めるのは大変になります。
そしてこの本には、猫ひろしさんがどのようにタイムを縮めたか、どのような練習をしていたかが記載されています。
猫ひろしさんは、本の中で練習について大事なことは、「走る場所や時間は気にしない。走れるときや走りたいときに走る。細かいことは気にしない」と述べています。
真夜中に40km走をしたり、10kgの荷物を背負って帰宅ランをしたりと、確かに規格外です。
しかし、練習の基本は2回/週、多い時では5回/2週のポイント練習を行い、それ以外はポイント練習への繋ぎの練習で特別な練習をしていたわけではなく、月間走行距離は500km程度だったそうです。(ポイント練習の間隔も2~3日、調子が悪い日は4日にして、体調を整えることもあるそうです。)
テレビでは「にゃー」と言っているイメージが強かったのですが、マラソンを始めたのは30歳を超えてからと、少し私と境遇が似ているので、勝手に親近感を抱いています。
マラソン練習を行う上で1番難しいことは、モチベーションを維持することだと思いますが、この本はマラソンにチャレンジしている人のモチベーション維持の一助になってくれる本だと思うので、是非、興味がある方は手に取って読んでみてください。
(=^・^=) にゃー
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