今回は小峰一雄さんの著書「自然治癒力が上がる食事: 名医が明かす虫歯からがんまで消えていく仕組」をご紹介しようと思います。
この本の著者である小峰さんは歯学博士を持つ歯医者さんです。
しかし、小峰さんは一般的な歯医者さんとは異なり、歯の治療を行う際に歯を削ることのない歯医者さんです。
なんだか夢のような歯医者さんで私も子供の頃に出会いたかったとつくづく思いました。
私は今でこそ歯に気を遣うようになり、定期検診に通っていますが、子供の頃は歯医者さんがが歯を削る際に出る「キーン」と言う機械音が大嫌いで、歯医者に行くのが嫌で仕方なかった思いが今でもあります。
小峰さんは歯を削らず虫歯を治すには本のタイトルにもなっている自然治癒力を高めることだを述べています。
具体的には唾液の分泌量を増やすことと体温を上げることだそうです。
①唾液の分泌量を増やす
唾液には抗菌作用があり、虫歯予防や進行を抑える効果あり
唾液が減る原因 → 薬剤、ストレス、食材、水分不足 など
②体温を上げる
低体温は抵抗力が弱まり、病気になりやすくなる
・冷たいものは飲食せず、食事の最後には温かいものを飲む
・入浴は38℃のお湯に30分間の半身浴がおススメ
また、虫歯だけではなく歯周病(炎症によって、歯茎や歯の骨が解けてしまう病気)についても、歯磨きより、食生活を改善する方が予防効果は大きいとも述べられています。
歯周病の主な原因は①炭水化物の過剰摂取、②カルシウムの過剰摂取、③マグネシウムの摂取不足、④DHAやEPAなどのオメガ3不飽和脂肪酸の摂取不足、⑤塩分の過剰摂取が取り上げられています。
お爺ちゃんやお祖母ちゃんになっても健康な歯を保ちたい方は、是非この本を手に取って読んでみてください。
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