今回は知念実希人さんの著書「崩れる脳を抱きしめて」をご紹介しようと思います。
この本は研修医の碓氷蒼馬(うすいそうま)と頭に脳腫瘍(グリオブラストーマ)という爆弾を患う女性・ユカリとの恋愛とミステリーが描かれた本です。
主人公である蒼馬とユカリは、お互い過去に大きなトラウマを抱えて生きているのですが、そのトラウマを恋愛の中で克服し、最後にはミステリーが潜んでいる。
全367頁で構成されているのですが、特にラスト100頁は夢中になって読んでしまうくらいのめり込んでいました。
特に私は蒼馬が言った
「明日まで生きている保証なんてない。誰だって爆弾を抱えて生きている。けれどその爆弾に怯えていては何もできない。だから、毎日を必死に生きていくしかない」
という言葉がとても印象に残っています。
恋愛とミステリーで泣きたい方は必見の本となっています。是非、興味があれば手に取って読んでみてください。
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