「崩れる脳を抱きしめて」

今回は知念実希人さんの著書「崩れる脳を抱きしめて」をご紹介しようと思います。

第15回 2018年本屋大賞ノミネート!
読書メーター「読みたい本ランキング」第1位!!
(単行本部門 週間:集計期間8/30~9/5)
『仮面病棟』他で大ブレイク 知念実希人の最新単行本!!
彼女は幻だったのか?
今世紀最高の恋愛ミステリー!!
作家デビュー5周年、実業之日本社創業120周年記念作品
圧巻のラスト20ページ!
驚愕し、感動する!!!
広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。
外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。心に傷をもつふたりは次第に心を通わせていく。実習を終え広島に帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届く――。
彼女はなぜ死んだのか? 幻だったのか?
ユカリの足跡を追い、碓氷は横浜山手を彷徨う。そして、明かされる衝撃の真実!?
どんでん返しの伝道師が描く、究極の恋愛×ミステリー!!
2度読み必至!
【目次】
プロローグ
第一章 ダイヤの鳥籠から羽ばたいて
第二章 彼女の幻影を追いかけて
エピローグ

この本は研修医の碓氷蒼馬(うすいそうま)と頭に脳腫瘍(グリオブラストーマ)という爆弾を患う女性・ユカリとの恋愛とミステリーが描かれた本です。

主人公である蒼馬とユカリは、お互い過去に大きなトラウマを抱えて生きているのですが、そのトラウマを恋愛の中で克服し、最後にはミステリーが潜んでいる。

全367頁で構成されているのですが、特にラスト100頁は夢中になって読んでしまうくらいのめり込んでいました。

特に私は蒼馬が言った

「明日まで生きている保証なんてない。誰だって爆弾を抱えて生きている。けれどその爆弾に怯えていては何もできない。だから、毎日を必死に生きていくしかない」

という言葉がとても印象に残っています。

恋愛とミステリーで泣きたい方は必見の本となっています。是非、興味があれば手に取って読んでみてください。

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