マラソン後半の失速を防ぐ“脂肪燃焼”

近年、マラソン終盤のガス欠(エネルギー切れ)を防止するためには、いかに脂質をうまく使えるかが重要視されています。通常であればマラソンのように強度の高い運動であれば、体内の糖質が優先的にエネルギーとして使われるのですが、糖質は体内に貯蔵できる量が限られ、どうしてもマラソン終盤にはエネルギー不足を引き起こしてしまいます。

鈴木健吾選手(富士通)が2時間4分56秒の日本最高記録を達成した時は後半スピードをアップする「ネガティブスプリット」で走っていましたが、これは、効率の良いエネルギー源である糖質を後半まで温存できたからだと考えられています。

脂肪をより燃焼できること、つまり脂質代謝の高い身体になれば、マラソンを走る際に有利なわけです。何より、体脂肪をより燃焼でき、ダイエットにもいいということになります。

それでは、どのようにしたら脂質代謝の高い体になれるのかと言うと、体内の糖質が少ない状態で走ることです。

とある実験で①早朝、②昼食を抜いての夕方、③通常の夕方、の3パターンでのトレーニングで比較したところ、①②の糖質が減少した状態で走った時、脂質代謝が高まることが分かっています。

また、練習内容も工夫することで、脂質代謝を向上させることが出来るとされており、その練習内容は最初にがんばり、あとはゆっくり走る「ガチユル走」です。

スピード走(ガチ・高強度)  ジョギング(ユル・低強度)

 例① 2~5分の全力走 → 30分程度のジョグ

 例② 2km全力走   → 10kmジョギング

ただし、このガチユル走の効果を身体に定着させるには継続して行うことが必要で、半年くらいは続ける必要があり、脂肪燃焼効果のあるサプリメントを摂ることも有効だとされています。

具体的には脂質代謝への作用を示す結果が報告されているという成分、ヒドロキシクエン酸(HCA)が含まれているサプリメントがおススメとのことです。

power production product image

私はサプリメントは飲んでいませんが、脂質代謝を高めるために食事面で脂質を多くとったりや朝ランを行っています。そのおかげで、確かにガス欠になることは少なくなりました。

本件についてもっと詳しく知りたい方は以下に参考にした記事のリンクを貼っておきますので、読んでみてください。

●ベストを目指すなら“脂肪燃焼“! マラソン後半の失速を防ぐ3つのポイントとは

脂質代謝を⾼めて、マラソンの失速を防ぐ!|グリコ パワープロダクション エキストラ バーナー
来たるべきシーズンに向けてトレーニングを続けている市⺠ランナーへ。ベストを目指すなら脂肪燃焼が鍵となります。⾛⼒アップのために、脂肪をエネルギーにする能⼒を⾼めるトレーニング、サプリメントの活用方法について、筑波⼤学教授(運動⽣理学)、鍋倉...

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