6月も中旬に差し掛かるとクワガタが街灯の周りを飛び回るようになり、特に男の子のお子さんを持つ家庭では、夜になるとクワガタ探しに出かけるご家庭も多いのではないでしょうか。
もう少ししたらカブトムシも街灯を飛び回るようになり、夜に散歩がてらクワガタやカブトムシを探しに出かける機会も多くなると思います。
小学1年生の男の子がいる私の家も、毎晩、クワガタ捕りに出かける1家庭です。
また、私は夜にランニングを行っていますので、街灯の近くを通り過ぎるときは、ついついクワガタやカブトムシがいないか探してしまいます。
それは当然、息子の喜ぶ顔が見たいからに他なりません。
しかし、先日、我が家ではこのクワガタを巡りちょっとした事件が起きました。
私がいつものように夜にランニングをしていると、運良くノコギリクワガタ♂が街灯の近くにいたので、捕まえて持って帰ると息子は大喜び。
男の子であればわかってもらえると思いますが、やはりクワガタは♀ではダメなんですよね。
男の子にとっては♂こそがロマンのようなものであり、そのオスの中でもコクワガタのような小さなクワガタとは違って、ノコギリクワガタ♂やミヤマクワガタ♂と言うのは、最もテンションが上がるクワガタの種類なんです。
私の息子も案の定、とても嬉しそうにクワガタを観察していたのですが、翌日の勤務中に妻のスマホから電話があり、電話に出ると電話の向こうには息子がいて
「父ちゃん、ノコギリクワガタ♂を観察していたら、飛んで逃げちゃった。せっかく捕まえて来てくれたのに、ごめんね。」
と泣きながら電話をかけてきた息子に、ちょっと馬鹿だなーと思いながらも、とても愛おしくなりました。
私も小さい頃には同じような経験をしたことがあるので、息子の気持ちはよくわかります。
ですので、
「逃げちゃったのは仕方がないから、また捕まえに行けばいいよ」と言うと
「うん、わかった。またね。バイバイ」と言って、息子は電話を切りました。
それ以来何度かクワガタ捕りに出かけては、クワガタを捕まえていますが、捕れるのはコクワガタや♀のクワガタばかり。
いつの日か♂のノコギリクワガタやミヤマクワガタを捕まえれる日が来ると信じて、今日も夜は息子と一緒にクワガタを捕まえに行きます。
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