今回は重松清さんの著書である「ビタミンF」をご紹介します。
本書の「ビタミンF」は平成15年に発行された本になりますが、書店に「涙腺キラー・重松清 最泣の1冊 100%涙腺崩壊! 第124回直木賞受賞作」と紹介されていたので、買ってしまいました。
手に取って最初に思ったことは、「ビタミンに「F」なんて栄養素あったっけ?」でした。(専門的には脂肪に含まれる必須脂肪酸をビタミンFと呼ぶこともあるそうです。)
後記に記載されていたのですが、本書は小説が人の心にビタミンのように働く小説となるよう7つの短編ストーリーで構成されています。
各ストーリーにはFamily(家族)、Father(父親)、Friend(友達)、Fight(戦い)、Fragile(脆い、儚い)、Future(未来)・・・<F>で始まるさまざまな言葉が個々の作品のキーワードになっています。
どの短編を読んでいても時折辛くなりますが、最後には涙する作品ばかりとなっています。
泣きたい人は必読の作品となっていますので、是非読んでみてください。
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