ひとつむぎの手

今回は知念実希人さんの著書である「ひとつむぎの手」をご紹介します。

大学病院で激務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示される。彼らを入局させれば、念願の心臓外科医への道が開けるが、失敗すれば……。キャリアの不安が膨らむなかで疼く、致命的な古傷。そして緊急オペ、患者に寄り添う日々。心臓外科医の真の使命とは、原点とは何か。リアルな現場で、命を縫い、患者の人生を紡ぐ熱いドラマ。傑作医療小説

著者の知念実希人さんはご自身もお医者さんでありながら、小説の執筆を行っておらる二刀流のお医者さんです。

Twitterもやられており、新型コロナウイルスに関する情報などを積極的にで発信されておられます。(勝手ながらTwitterもフォローさせてもらっています。)

本書は現役医師である知念さんが医療現場のリアルと、主人公である平良祐介の人柄や夢、そしてミステリーと知念さんの世界観に吸い込まれる作品となっています。

私も全420頁を一気に読み進めてしまったくらい、夢中になってしまいました。

ミステリーだけではなく、主人公が夢に向かってひた向きに取組んでいる姿は、惰性で働いている中高年のサラリーマンに対して響く何かを見つけられる作品となっていると思います。

昔のがむしゃらに働いていた自分を思い出したい方にはおススメの作品です。

興味のある方は是非手に取って読んでみてください。

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