科学的に正しいダイエット 最高の教科書

ライフハック

今回は庵野拓将さんの著書である「科学的に正しいダイエット 最高の教科書」をご紹介したいと思います。

俗説や自己流に振り回されない、最新ダイエット法!
在宅、コロナ、連休、寝不足…。
令和時代は、肥満の原因があふれています。
ネットを開けば、「一瞬でやせる方法」といった、俗説にもとづいた危険な情報も多数。
ほんとうに正しいダイエット法は、「科学的にもとづいている」のです。
スタンフォード大、ハーバード大、ケンブリッジ大、イェール大など、世界最高水準のデータからまとめた、最新のダイエット知見を紹介。
・「やせる炭水化物」が存在した!
・「よく寝る人」は太らない!
・おやつも油も果物も摂っていい!
などなど、誰でも、無理なく実践できます。
さあ、本書を読んで「減量」と「健康」を同時に手に入れましょう。
序 章 ダイエットに関する 5つの新常識
第1章 ヒトはなぜ太りやすいのか
第2章 良い睡眠で、ダイエットの土台をつくろう
第3章 食事管理の第一歩は、超加工食品をやめること
第4章 やせる食事、太る食事の見分け方
第5章 やせグセがつく、ボディメイク
第6章 「食事×運動×睡眠」が成功の方程式

みなさん、人はなぜ太ると思いますか?

そんなの「食べてるんだから当たり前だろ」とか「消費カロリーより摂取カロリーの方が多くなれば太るよ」と思われると思います。

確かにそうなのですが、確かに太っている人の大半は食べ過ぎが原因ですが、中にはたくさん食べているのに全く太っていない人っていませんか?

「そういう人はその分、運動しているんだよ!」と思われるかも知れませんが、私が真っ先に思い浮かんだのが、フードファイターの人でした。

「確かにギャル曽根とか太ってない!!」

でもきっと、あの人たちって食事量に見合う運動はしてないと思うんです。

食事量に見合うだけの運動をしていたら、大変なことになりますから。

だから、太る人には太る理由があるんです。

本書は人がなぜ太るのか、そして、巷に溢れた俗説にもとづいたダイエットのなかで、科学的にどのダイエットが正解なのかを理学療法士である庵野さんが説明してくれていますので、ダイエットに興味ある方にはおススメの本となっています。

ダイエットだけではなく、リバウンドを防ぐ方法、スタイルを良くしてキレイになりたい人やかっこよくなりたい方にもおすすめの教科書となっています。

1.ヒトはなぜ太るのか?

ひと言で言ってしまうと、「太る食べ物を食べてしまい、太る仕組みになっていること」が原因です。

スイーツやお菓子、ジャンクフードを食べてはいけないと思っていても、ついつい食べてしまうのは、決してその人の意志の弱さではありません。

安心してください。人間はそういう生き物です。

その理由は、人間は進化の過程で身体にエネルギーを蓄えておく仕組みが必要だったため、他の霊長類に比べて脳が大きく、エネルギー消費が大きい分、太りやすい性質があります。

確かに、肥満のゴリラやサルは見たことないですしね。

現在の世の中は、飽食の時代ですが、今から週百万年前の狩猟採取時代では、食べ物である獲物を狩りで仕留めことが当たり前でした。

そのため、獲物を捕らえられないと何日も食べられない日が続くこともあり、その時代に対応するために私たちの体はエネルギーを脂肪と言う形で蓄える仕組みが備わっています。

更に私たちは体だけではなく、心でも太りやすい仕組みが備わっています。

それは、糖質や脂質をおいしいと感じる仕組みです。

お菓子やケーキなどの糖質や脂質まみれの食べ物をおいしいと感じるのはそのためです。生きるために必要な感性とでも言った方が良いかもしれません。

糖質の中でも最も太りやすい果糖は食欲を高めてしまう性質(果糖中毒)があり、脂質にも快楽を感じさせるβエンドルフィンが分泌され、脳内で快楽ホルモンであるドーパミンが分泌され、もっと食べたいと感じるようになるわけです。


2.痩せる食事のコツ
それではここからは、痩せるためにどうしたらいいのかをご紹介します。

【超加工食品をやめる】
超加工食品を食べることで、カロリー密度の高い食品や飲料を摂取することになり、おまけに食べる速度が速くなる、食欲抑制ホルモンの分泌量が少なくなり食欲促進ホルモンの分泌量が増えます。

超加工食品はまさにデブエット食です。
超加工食品とは人工甘味料、人工調味料、香料や着色料が多く含まれている食品で、スナック菓子、インスタント食品、ケーキやドーナツなどのスイーツ、ハンバーガーなどのファストフード、砂糖たっぷりのジュースが超加工食品に該当します。

聞いただけで身体に悪そうな食品ですので、摂取は控えましょう。

【食事の質を意識する】

スタンフォード大学の研究によると、食事の質を意識するだけでも、痩せることが出来るといった結果が示されています。

これは低炭水化物や低脂質食であれば好きなだけ食べても良いとした研究で、良質は食事であれば、量をたくさん取っても太らず、痩せたとされています。


3.栄養素別 痩せる食品
先ほどのスタンフォード大学の研究でもあったように、無理せず痩せるためには、やはり良質は食事を摂取することが重要です。

良質な食事と言っても、何が良質な食事でどれが悪質な食事なのかわからないと思いますので、以下のポイントを意識して食事を摂るようにしてみてください。

ポイント1:食物繊維を多く含む炭水化物を摂取する
炭水化物の代表と言えば、白米を思い浮かべる方が多いと思いますが、白米は精製された穀物の状態ですので、白米を食べるのであれば、精製されていない玄米に置き換えるようにしましょう。

炭水化物は糖質と食物繊維から成り立っているのですが、食物繊維が少ないと糖質の吸収が速くなり、脳もおいしいと感じるようになるので、食べるスピードや量が増えてしまいます。
白米、パスタ、ラーメンなどを加工される前の食品である玄米やオートミールなどに置き換えて、より食物繊維の多い食品を摂るように心掛けましょう。


ポイント2:痩せる脂質(αリノレン酸)を取ろう
脂質と聞くとどうしても太るイメージがあると思いますが、実は脂質には身体に悪く太る脂質と体に良い資質があるのをご存じでしょうか。

その良質の脂質と言うのは、えごま油、亜麻仁油などの多価不飽和脂肪酸 、 エキストラバージンオリーブオイル、ナッツなどの 一価不飽和脂肪酸です。

また、反対に体に悪い資質としては、 肉、バターやベーコンなどの動物性脂肪、マーガリンや菓子パンなどに使われているトランス脂肪酸です。

ポイント3:たんぱく質の摂取量を増やす

タンパク質には、インスリンの分泌を促進させ、食欲を抑制してくれる作用があります。

たんぱく質が豊富なサラダチキンや鶏のささみ肉などはあまり食べれないのに、ハンバーガーなどのファストフードはいくらでも食べれてしまうといった経験はないでしょうか。

これは極端な例えですが、食品の中にたんぱく質が多く含まれていれば、食欲は抑えられますが、タンパク質が含まれていないジャンクフードやファストフードと言うのは、食欲が抑えられず、ついつい食べ過ぎてしまいます。

これまでは主に食事について述べてきましたが、ダイエットの流れて押しては、

良質な睡眠を摂ること→食事管理→運動の流れが良いとされています。

実は睡眠が不足すると意志力が低下し、食欲を高めてしまうことに繋がるので、ダイエットを始めたいのであれば、まずは寝ましょう(笑)

その他にもダイエットに関することが記載されていますので、これからダイエットを始めようと思っておられる方は是非読んでみてください。

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