本日は南々井梢さんの著書である「弥生、三月」をご紹介したいと思います
本書は映画「弥生、三月」の小説版として書下された作品のようですが、私は映画化されていることなど知らず本書を手に取ったので、とても感動的なラブストーリーに感動しました。
熱が冷めないうちに映画も見てみたいと思います。
運命で結ばれた2人のストーリーである30年が3月だけで描かれている作品で、とても面白い構成となっています。
主人公である太郎と弥生は高校時代に互いに惹かれ合っていますが、2人の親友である桜を亡くし、その想いを秘めたままに別々の人生を歩んでいきます。
運命の赤い糸が実を結ぶターニングポイントはいくつもあったのに、それを逃し続け、別々の時間が過ぎていく。
しかし、最後にはふとしたきっかけに運命の糸がつながるわけですが、人生においてタイミングはとても重要だと思わせてくれる本でした。
当たり前ですが、自分が思っていることは相手に伝えた方がいい。
タイミングを逃すと、もう二度と伝えられなくなるかも知れません。
そのことを改めて思い知らせてくれる本でした。
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