今回は知念実希人さんの著書である「神のダイスを見上げて」をご紹介します。
突然ですが、みなさんはあと5日で小惑星が地球に衝突し、全人類が死ぬと言われたら、残された5日間をどのように過ごされるでしょうか。
大事な人とゆっくりと過ごす。いつも通りの生活をする。
いや、そもそも小惑星が衝突する事なんて信じない。
人それぞれいろいろな価値観があるので、どのような行動をとるかは千差万別だと思います。
今回の作品は主人公である亮の姉・圭子が殺され、亮は残された5日のうちに犯人を見つけだし、自分の手で敵を討とうとします。
しかし、犯人に近づけば近づくほど、不可解な事件が起こる。
その事件に翻弄されながらも、犯人にたどり着こうと必死に駆け回る亮。
最後にはいつも通り、予想もしなかった展開になるのですが、感動もあり、青春と絶望のカウントダウン・ミステリーとなっています。
本のページを捲るたびに早く先を読みたくなる作品です。
みなさんもぜひ手に取って読んでみてください。眠れなくなる作品でした。
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