流浪の月

今回は凪良ゆうさんの著書「流浪の月」をご紹介します。

映画化決定!!
李相日監督作品
主演:広瀬すず 松坂桃李
出演:横浜流星
2022年公開予定

2020年本屋大賞受賞
第41回(2020年)吉川英治文学新人賞候補作
せっかくの善意をわたしは捨てていく。
そんなものでは、わたしはかけらも救われない。
愛ではない。けれどそばにいたい。
新しい人間関係への旅立ちを描き、
実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人間を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

ある日の夕方、雨の公園でびしょ濡れになっていた主人公である10歳の少女・家内更紗に、19歳の大学生・佐伯文が傘をさしかけ、家に帰りたがらない更紗を、文は自宅に連れて帰ります。更紗は伯母に引き取られて暮らしていましたが、その家に帰りたくなく、自由に生きられる文の部屋で2か月間過ごします。

しかし、そんな生活が長く続くわけもなく、やがて文は更紗を誘拐した罪で逮捕され、2人は“被害女児”とその“加害者”という烙印を背負って生きることになります。

2人は誘拐事件から15年後に再会し、時計の針がまた動き始めますが、家族でも、恋人でもなく、友達でもない新しい人間関係を描いた作品となっています。

「赤い糸」ではない「命綱」のような2人の関係性が本作の醍醐味ですが、「命綱」のような関係性が気になる方は是非、手に取って読んでみてください。

また、本作は広瀬すずと松坂桃李の主演で5月13日より映画化されているようなので、私も是非、映画を見てみたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました