福士加代子さんは、日本の元女子陸上競技選手でハーフマラソンおよび10km、15kmの元アジア記録、3000m・5000メートルの元日本記録保持者、そして4大会連続でオリンピックに出場された陸上界では知らない人がいないほどのレジェンドです。
2022年1月に現役を引退されましたが、明るい人柄でいつも人を魅了し、たくさんの方に応援・支持されていたランナーの1人だと思います。
本書はそんな福士さんの陸上人生がノンフィクションで描かれている作品でした。
福士さんの旦那さんが本書の制作チームの代表を務められたらしいのですが、旦那さんが本書を出版しようと福士さんにお声がけした際に
「誰が興味があるの?」
と福士さんがいぶしがっていたエピソードが冒頭に紹介されていて、なんだか福士さんの人柄を象徴するようで、最初から笑ってしまいました。
トラックの事やマラソンの事も記載されており、福士さんの陸上人生やどうしていつも笑顔なのかを知ることが出来る作品でした。
特に印象的だったのは、福士さんが高校時代の恩師に言われた「負けたことに負けるな」と言う言葉でした。
長い人生の中で躓いたり、転んだりすることはあると思いますが、この言葉は挑戦する勇気をくれるような言葉ですよね。
私も福士さんのように挑戦し続ける人生を歩みたいと思いました。
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