コロナ禍のシングルファーザー体験

日記

先日、妻が新型コロナウイルスに感染し、しばらくの期間、シングルファーザーを経験することが出来たので、今回はその時に感じたことを書こうと思います。

まず、私の家族構成ですが、私の他に私の母(祖母)、妻、娘(小学5年生)、息子(小学2年生)の5人家族です。

今回、新型コロナウイルスに感染したのは、妻。

7月下旬に新型コロナウイルス感染症の症状が出始め、それからすぐに掛かりつけの病院に行き、PCR検査を行った結果、陽性が判明したので、保健所の指示により自宅療養が始まりました。

自宅療養の場合、感染者と極力、接触しないことが求められます。

もちろん我が家でもお風呂を除いたトイレや食事はもちろん別々にし、極力、妻と接触しないようにしました。

隔離生活最初の2~3日は、他の誰かが感染するのではないかと心配していましたが、結果的に妻以外が感染しなかったのは、こうした対策がしっかり出来ていたからだと思います。

家庭内での隔離が上手くいかず、2次、3次感染と広がっていくと、隔離期間が伸びるばかりではなく、看病する方も、看病される方も負担が大きくなってしまうので、妻以外が感染しなかったのは、幸いでした。

感染した方に聞くと、

『感染するのであれば、家族全員が感染した方が、食事などの家事を別々にする必要もなく、家族の中で五月雨式に感染するより楽』

と聞いていたので、隔離期間を最小限に出来たのは、良かったと思います。

当然ですが、隔離中は不要不急な外出は自粛し、家の中で閉じこもった生活です。

最初の2~3日は子供たちも夏休みの宿題やゲームなどで時間を潰せていましたが、徐々に家の外に出られないフラストレーションが溜まっていき、

(娘)『パパ、することなーい😒』

(息子)『父ちゃん、つまらーん😖』

と言うようになってきました。

私も仕事を在宅勤務に切替えて行っていたため、子供たちからそのようなことを言われても、どこかに連れて行ってあげれるわけでもなく、可哀想でしたが、子供たちには辛抱してもらいました。

ですが、さすがに可哀想になってきたので、どうにかできないかと考えた結果、仕事を15時で切り上げ、その後の誰もいない海に子供たちを連れて行くことにしました。

都会だと誰もいないところに連れて行くのは難しいかも知れませんが、私が住んでいるところは田舎なので、家の近所に山や海が当たり前のようにあります。そして、そういったスポットにはほとんど人がいません🤣

これが功を奏したのか、海水浴が子供たちのストレス発散や運動不足解消になり、夜はぐっすり寝てくれるようになったし、宿題もメリハリをしてくれるようになりました。

連日、在宅勤務を15時で切り上げ、海水浴に行く生活が続いたので、仕事面は仕事が少しずつ溜まっていき大変でしたが、仕事も優先順位を付けて、今やらなくてもいい仕事はなるべく後回しにして、子供たちと海水浴に行くことを優先しました。

そうした生活を4日程度続けていると、新型コロナウイルス感染症の症状が出なかった私たちについては、いつも通りの生活に戻ることが出来ました。

妻の自宅療養はもうしばらく続いたので、引き続き看病が必要だったのですが、外出を自粛しなくていいだけでも、気分が開放的になり、子供たちも外やお友達と遊べるようになったので、だいぶ楽になりました。

妻の自宅療養期間は家事も基本的に私1人でこなさなくてはいけなかったので、料理や洗濯、掃除と大変でしたが、そんな中でも母(祖母)が気を利かせてご飯を作ってくれたり、近所の方々が差し入れをくれたりと、手を差し伸べてくれて、本当にありがたかったです。

妻が療養中のため、普段の生活に比べたら当然、家事や子守のウエイトが増え、私の趣味であるランニングや筋トレ、読書に費やす時間は削らざるを得なかったのですが、そういった生活を経験したからこそ、時間の大切さや、シングルマザーやシングルファーザーで子育てされている方の大変さを思い知ることが出来たと思います。

妻が新型コロナウイルス感染症になり、普段と異なる生活をすることで、普段気付かないことや当たり前の事が、実は当たり前じゃないことに気付くことが出来たので、私にとっては有意義な期間となりました。

仕事、子守、家事に看病と慌ただしく大変な期間でしたが、今回の期間で感じたことを忘れず、これから過ごしていこうと思います。

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