神モチベーション 「やる気」しだいで人生は思い通り

ライフハック

今回は星渉さんの著書である「神モチベーション 「やる気」しだいで人生は思い通り」をご紹介します。

いい仕事をしたいと思っていても集中できない…
評価に影響が出るとわかっていてもやる気が出ない…
なんで自分だけがこんな目に合うんだろうと凹んでしまって動けない…
毎日がつまらなくてこのままではいけないと思いつつ、行動に移せない…

これでは、仕事でも人生でも成功するはずはありません。
だから、行動を起こせるようになるモチベーションが重要です。

みなさんはもしかしたら、ここ最近まで、
世の中が停滞しているから仕事もほどほどに…
と思っていた人も多いかもしれません。
でも、そんな時間がここまで続いたいま、もうそろそろやる気をださなければ…
と思い始めたのではないでしょうか?

そうは思っても、なぜか腰が上がらない。
ムリして頑張りたくないし、自分なんてどうせできないし…
簡単に行動に移せるようになる魔法のような
「すごいモチベーションアップ法」はないの?

あります。
それが、本書が提案する、
科学的にメンタルを扱うモチベーションアップ法です。
じつはモチベーションには、3つの種類があります。それが、

・「ハイモチベーション」
・「アクションモチベーション」
・「ギャップモチベーション」

「ハイモチベーション」はいわゆる気合を入れて高めるもの。
みなさんが想像するモチベーションの上げ方はこちらではないでしょうか。これはそもそも気合を入れるのが難しいし、無理してあげても息切れしてすぐに下がってしまいます。
「アクティブモチベーション」とは、とにかく動いてしまえば、モチベーションがついてくるというもの。でも、動けるんだったら動いているよ、と思いますよね。

そこで、本書で紹介するのが3つめの「ギャップモチベーション」です。この方法なら、ムリしなくても精神論に訴えなくても、脳科学や神経科学、認知行動科学の力で自然にモチベーションアップします。しかもモチベーションが持続します。
決め手は、「ギャップ」を利用すること。
その方法を本書では誰もができるようわかりやすく紹介しています。

モチベーションを簡単に上げたり、維持できるようになると、仕事が楽しくなって、人生が面白くなります。
本書は、著書『神メンタル』で大注目を集めた著者が、満を持して書き下ろすメンタル系待望の一冊です。

【目次】
はじめに 「やる気」が出ない日常からお別れする日がやってきました
あなたのモチベーションタイプを30秒で診断します

第1章 人生は100%モチベーションで変わる
01 〝やる気の壁〟を目の前に一歩踏み出せないあなたへ
・鳥肌が立つほど「人生が変わる」理由
・3番目のやる気を知っていれば人生苦労しない
02 「気合を入れてやる気を出してはいけない」本当の理由
・息切れを起こしてしまう「ハイモチベーション」
03 超一流だけが知ってる「やる気」の正体
・できたらもうやってる! 「アクションモチベーション」
・超一流だけが知っている「ギャップモチベーション」
04 脳が勝手にやる気を出すすごいしくみ
・すべてはギャップから始まる
・1未来記憶…こうなりたい未来
05 無駄な経験はない。は本当なのか?
・2過去記憶…あなたのがんばり、失敗のすべて
06 失敗する度に年収が増える理由
・失敗の数が多いほど、成功に近づく
・あの失敗があったから、お金を稼げるようになった話
07 人生を変える「未来記憶」のつくり方
・人生を変えるほどの未来記憶は3つのステップですぐつくれる
・それでもめんどうくさいという人のための奥の手
08 「やる気の壁」は〝人生の試着〟で突破できる
・人生の試着―「未来体験の先どり」をしてしまおう

第2章 永遠に続く「やる気」のつくり方
09 未来の自分と同盟を結ぶ
・自分1人でがんばろうとするから、続かない
・最強の味方は〝未来の自分〟だった
10 1分54秒で、あなたの人生は変わります。
・見逃していたチャンスの数はなんと1000倍!
11 「脳」を味方にしないとウツになる
・成功者も凡人もチャンスの数は変わらない
・チャンスを遠ざける最大の敵とは?
12 「目標をもつのが苦手」はじつは幻想
・目標設定が好きな人と嫌いな人がいるのはなぜか?
13 納得! 「曖昧さ」が最大の「やる気の敵」である理由
・いつも目標を達成できない人の特徴
・「明確さ」がすべてを解決する
14 よい結果が出ても、絶対に喜んではいけない
・結果だけ喜ぶ人は二流である
15 「感情的な人が成功する」意外な事実
・〝エアガッツポーズ〟でやる気が倍増する

第3章 嫌われるくらい「やる気」が止まらない
16 「いつも通り」を制すると努力なしで世界が変わる
・「日常生活を送るだけでやる気が出る」最強の世界へ
17 〝自分設定〟でやる気を「全自動化」する
・「気づいたらできてたんだよね」と言える理由
18 突然ですが、あなたの人生が変わる質問をします
・あなたを変える17の質問―自分設定の確認
19 100%うまくいく自分に生まれ変わる
・自分設定を変更すること=生まれ変わることである
・自分へのハードルを下げる人から変わっていく
20 脳の省エネ機能を使うと人生うまくいく
・やる気があふれて止まらない状態のつくり方
21 自分設定の変更で手強い自分を攻略する
・設定を変えたら部下からの信頼度も爆上がり
22 自分がノリやすい環境をつくれる人が最強
・あなたも環境の力によって能力が開花する
・自分を観察できる人ほど、集中力が続くワケ
23 ルーティンこそ「ビジネスマン最強の武器」
・イチロー選手も気がついていた「ルーティン」の力
・人生を変えるルーティンのつくり方「5STEP」
24 ふつうの会社員がルーティンで人生を変えた
・自信がない人が変わったルーティンの実例
・会社員とは別の収入の柱を大構築(実話)

第4章 世界一簡単に自分を変える方法
25 やる気を破壊する地雷の正体
・一瞬で心が折れる「やる気の地雷」
・心が折れない人は目標設定でこんな工夫をしている
26 超一流が結果よりも成長を大切にするワケ
・自分を変えられる人は「結果を無視する」
・科学的に証明! 「自分へのダメ出しで、メンタルが弱くなる」
27 売上が100倍になった実話
・夢を叶える人も「結果」を無視する
・人生のトラップは「結果思考」にあり
28 「寝ずに努力した」と言う武勇伝に騙されるな
・誰しもが見落としている「やる気」の落とし穴
・「脳を安心させる」それが最低限の絶対条件
29 「すぐに存在を消さないといけない」人間
・人生をどん底へと突き落とす最大の敵の正体
・全力で心理的ストレスを解決しろ
30 自分の目標の「味」を知っている人が勝つ
・動けなくなる理由は意外なところにある
・10年後の自分を決めるキーワード「未知」
31 超優秀になりたければ緊張感をうまく使え
・自分を甘やかす人間のツマラナイ人生
・死のカウントダウン
32 ご褒美でしか動けない人間に未来はない
・やる気は1人より2人のほうが倍増する?
・人間関係を整えると、やる気が整う

最終章 今日から始めるやる気の壁突破トレーニング

みなさんはやらないといけないことや、やろうと思ったことが、やる気が無くて、モチベーションが上がらなくて出来なかったことはないでしょうか?

恐らく大半の人がそういった経験をしてきているハズです。

そして、あの時やっておけばと後悔する。

そんな自分が嫌いになる。

この負のループに陥ったこともあると思います。

今回紹介する星さんの著書は、そもそもモチベーションとは何か、モチベーションを上げる方法やモチベーションに頼らず、行動を起こす方法を紹介してくれています。

本書は多角的な観点からやる気を科学的に出す方法を紹介してくれています。

1.やる気には3つの種類がある
本書ではやる気には3つの種類があると述べられています。
まず1つ目のやる気は「ハイモチベーション」です。

このハイモチベーションは、「今日も頑張るぞー!」と言ったように、気合を入れてやる気を出す方法です。

私たちがやる気と聞いて最もイメージしやすいのが、このハイモチベーションではないでしょうか。

ハイモチベーションは短期的には効果的なモチベーションですが、実は長期的に見ると長続きしないと言ったリスクがあります。
人間の体には急激に上げたモチベーションを元に戻そうとする機能があるため、急激に上げたモチベーションは急激に下がりやすいと言ったリスクを伴います。

次に2つ目のモチベーションは、「アクションモチベーション」です。

このやる気は近年注目を集め始めていますが、実は人は何かの目標に向かって行動する際、やる気があるから行動するのではなく、行動するからやる気が湧いてくることが分かってきており、まさに行動により湧いてくるのがこのアクションモチベーションです。

行動することで脳内でやる気物質を出す偏桃体が刺激され、やる気が出ることは科学的には正しいのですが、アクションモチベーションの欠点とし挙げられるのが、そもそも行動を起こすことに意志力が必要なってくることです。

確かにそうですよね。

行動しろと言われても、そもそも行動をする気力が起きないから困っているわけなので🤣

超人的に意志力が強い人なら、このアクションモチベーションにより行動することも可能ですが、誰しも意志力が高い時もあれば、疲れて意志力が低い時もあるので、毎回このアクションモチベーションに頼ることは現実的ではないと思います。

そのために重要になってくるのが、3つ目のモチベーションである「ギャップモチベーション」です。

このギャップモチベーションとは、未来や過去と現実を比べた際のギャップを埋めたい気持ちを活用したモチベーションの事ですが、言葉だけではイメージしずらいと思ので、例を用いて紹介します。

例えば、仕事で取引先と10時に打合せがあるとします。

通常、取引先には自宅から歩いて20分の距離ですが、寝坊をしてしまい現在の時刻は9時45分だとします。

ここでみなさんはどうしますか?

ハイモチベーションを利用して、「よーし、頑張るか―!」なんて言いませんよね?

アクションモチベーションを利用して、「遅刻するけど、とりあえず歩いて取引先まで向かうか―!」と行動を起こしませんよね?

大半の人は自家用車やタクシーを呼んで、打合せ自国の10時に間に合うように行動すると思います。

ギャップモチベーションとは、自家用車やタクシーを使えば10時に間に合うと言う理想形と、このままでは遅刻してしまうと言う現実のギャップにより行動することです。

このギャップモチベーションの面白い所は、やる気を出そうと思って出したのではなく、急がないとヤバいと思って「勝手に」やる気を出して、「気が付くと」急ぐという「行動」をしていたというところです。

このギャップモチベーションを上手く利用できるかが、自分の人生を思い通りに送れるかどうかに関係してきます。
2.ギャップモチベーションの使い方
ギャップモチベーションの使い方は、未来記憶過去記憶を作り、現実とのギャップを作ることが重要と述べられています。
未来記憶とは、強い感情と一緒に想像した未来の姿であり、例えばオリンピックのマラソンで金メダルを獲得して自分を支えてくれた人を笑顔にしたい、サッカーのワールドカップで優勝して子供たちに夢を与えたいなどです。

過去記憶とは、自分の過去の記憶であり、あの時はあんな練習をしたから速くなったとか、こういう練習をしたから上手くなったなどです。

アスリートの方を例にすると分かりやすいのですが、アスリートの人だった毎日辛い練習を行うことは、気持ちが向かなかったり、練習をしたくないこともあると思います。

こんな時にアニマル浜口さんのように「気合いだー!気合いだー!気合いだー!」と自分を鼓舞しても、毎日このハイモチベーションだけでは乗り切れないと思います。

アクションモチベーションに頼ろうと思っても、そもそも練習をする気になれないなど、頼りになりません。

一流アスリートの方が、辛い練習でも毎日頑張って取り組めるのは、なりたい自分である未来記憶と、今まで辛い練習を乗り越えてきて結果を出してきた過去記憶と現状のギャップがあるから頑張れているんだと思います。
また、ギャップモチベーションを作るうえ大切にして欲しいのが、未来記憶を理想や夢と言った漠然としたものにするのではなく、強い感情とセットにすることです。
強い感情とセットにすることで未来記憶がより具体的に、そして鮮明になるため、現状とのギャップがはっきりします。

目に付くように写真や画像、スマホの待受けにしたり、実際に未来を体験できるものは(例えば、洋服の試着等)、体験してみることも未来記憶をより鮮明にしてくれるのでおススメです。

そして、過去記憶はあくまで自分が経験してきた過去とのギャップになるため、経験の数が大切になってきます。当然ですが、過去に経験していないものは現状とのギャップを測ることが出来ませんので、自分の人生の中の体験の数は大切にしましょう。

3.心が折れる「やる気の地雷」

目標設定において、設定を誤るとやる気を一気に失ってしまう地雷があります。

その地雷とは①.高すぎる目標設定②.曖昧な目標設定.物質主義的な目標設定です。

①、②については、イメージしやすいと思うのですが、③のように経済的な背景だけを目標設定にすると心が折れやすくなることが、研究によりわかっているからです。

目標を売上100万円にするか、100人を笑顔にするかに設定した場合、前者は目標の達成有無に関わらず充実感や幸福感が低下し、後者は時間が経つにつれて充実感や幸福感が増加した研究も報告されているので、目標設定をする際は、成功や失敗、物質主義的な目標設定にするのではなく、自分自身の成長や他者貢献にスコープを当てた目標を設定するようにしましょう。

モチベーションを上手く利用出来れば、思い通りの人生に1歩近づくハズです。

本書はそんな理想の自分に近づける本となっていますので、今、モチベーションがガタ落ちしている方には、お勧めの本となっていますので、興味のある方は是非読んでみてください。


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