今回はジョシュア・ベッカーさんの「より少ない生き方 ものを手放して豊かになる」をご紹介します。
本書は全米にミニマリズム旋風を巻き起こした全米ベストセラー本です。
近年何かと耳にする機会の多いミニマリズムやミニマリストと言った言葉を日本で流行らせた本と言っても過言ではないかも知れません。
ものが溢れている現代において、ものを多く所有していても幸せになれるわけでは無いことが分かっています。それどころか、多くものを持つことで不幸になるとも言われています。
ものを手放し、ミニマリストになることで自由と幸せを手に入れられます。
それでは本書に紹介されていた内容を少しだけご紹介します。
1.ミニマリストのメリット
冒頭でミニマリストになることで幸せと自由を手に入れられると述べましたが、みなさんはものがたくさんあった方が幸せに感じると思いませんか?
私も以前はものがたくさんあった方が幸せになれると思っていました。
なので、社会人になり、お金が手に入るといろいろなものを買いました。
もちろん買ったときは満足感や優越感に浸れますが、あくまでそれは一時的な感情で、時間が経過すると
「なんでこんなもの買ったんだっけ?」
「買ったけど、使ってないなー」
と思うようなものも多くありました。
本書ではミニマリストになることで、以下のようなメリットがあると述べられています。
①.時間とエネルギーが増える
②.お金が増える
③.人のために出来ることが増える
④.自由が増える
⑤.ストレスが減る
⑥.質のいいものを持てる
⑦.人と比べなくなる
⑧.満足できる
ミニマリストと聞くと、何でもかんでも捨てなければならず、必要最低限のものしか持たない、買わないと言ったイメージがあるかも知れませんが、本質は1番大切なものを最優先にすると言うことです。
ミニマリストには思い立った瞬間からなることが出来ます。
今ある身の回りのもので捨てにくいものや思い出の品まで捨てる必要なありませんが、捨てれるものから捨てるだけでも、ミニマリストとしてのスキルが身に付き、自然とものが減っていきます。
そして、ものが減ったらものが減った状態をキープすることが重要です。
ダイエットしてもリバウンドしては意味ないですからね。
ミニマリズムを維持する習慣としては、以下のようなものがあります。
①.毎日の掃除習慣(5分でOK)、週1回の掃除習慣を身に付ける
②.好きな店の呪縛から解放される
③.余暇の時間で変化を起こす
④.クリスマス、誕生日など贈りものをする日の危険を回避する
⑤.既に持っているものを別の角度から眺めてみる
これ以外にも自分に合った習慣を身に着けられれば、リバウンドすることもないと思いますので、自分に合った習慣を身に付けるようにしましょう。
2.消費は人を幸せにしない
私たちの生活は広告業界の策略により、ものを多く消費する消費文化の風潮があります。
ブランド品に身を包むことや高級住宅・車を持っていることがその人のステータスになり、それらをSNSに投稿し、他の人々から承認欲求を得ることで幸せを得ている人が大勢います。
つまり消費=幸せになっていますが、本当にそうでしょうか。
見栄でものを買っていないでしょうか。
死ぬ歳になって、「もっとものを買っておけばよかった」と後悔する人はいないと思いますし、上には上が必ずいます。
人生において大切なことは、ものをたくさん所有することではなく、自分の夢を叶え、大切な人と時間を共有することではないでしょうか。
売る側の人間は巧みなマーケティング戦略で、私たちにものを買わせようとしてきます。
ポイントカード、小売店が発行するクレジットカード、残りわずかと言う売り文句、セール価格の値札、おとりの価格設定、客寄せの特売品、サンプル配布などは売る側の手口であり、ついつい不要なものまで買ってしまわないよう気を付けましょう。
本書は私たちに必要なものはそう多くはないことを教えてくれ、本当に大切なものは何なのか改めて感じさせてくれる本となっていますので、ものに囲まれ窮屈に感じている方は是非読んでみてください。
身の回りも気持ちもスッキリすること間違いなしです。
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