少食を愉しむ ~シンプルにやせる、太らない習慣~

ライフハック

今回はドミニック ローホーさんの著書「少食を愉しむ ~シンプルにやせる、太らない習慣~」をご紹介します。

皿の中の料理を平らげる必要はありません。
太るにつれて、自分を見失っていきます。
もっと空腹を手なずけましょう
身軽に生きるために知っておきたい、実践したい
意識と心でやせる方法
【もくじ】
はじめに 太り過ぎは必然ではない
第一章 食に対する意識を見直す
●太るにつれて、自分を見失っていく
●やせている人は、やせることに人一倍関心があるのです ほか
第二章 食べ物ノートと習慣
●理想モデルの助けを借りる
●食べたものはすべてメモする ほか
第三章 質の良い食べ物
●なぜ毎日米を消費してもアジアの人たちは太らないのか?
●カロリー計算は役立たない
●一汁一菜という魔法のデュエット
●トルコ流大皿ダイエット
●胃袋の満腹感ではなく、摂取したカロリーにより満腹感を得る ほか
第四章 量を少なく、バランスよく
●最後の一口が多過ぎたということはないですか?
●皿の中の料理を平らげる必要はない ほか
第五章 体内時計ダイエット
●王様の朝食、王子様の昼食、貧者の夕食
●身体は何も食べない時間を欲している ほか
第六章 たとえやせても楽しみがなければ意味がない
●フラストレーションの原因になるようなダイエットは決して続かない
●容器のサイズで食べる量を調節する ほか
第七章 食欲と誘惑
●誘惑はいつ、どこにでもある
●楽しみの機会を固辞することはない、ただ…… ほか
第八章 羽目を外したい時、さぼりたい時
●一日一行だけ綴るポジティブ思考療法
●食べ終えるのを誰よりも遅くする ほか
第九章 太らない習慣
●食事を13口に分けて口に運び、一口につき30回噛む食べ方
●デトックスするためにスキン・ブラッシング ほか
おしまいに
●大切なことは身軽に生きること
●自分をよく知るためのリスト ほか

近年は空腹状態が細胞の老化を食い止め、免疫力を向上させてくれることから、少食や断食が注目を集めています。

ですが、少食や空腹状態が体に良いことはわかっていても実践するのはとても難しいですよね。

ついつい口寂しくて何かを食べてしまったり、ストレスで暴飲暴食してしまったりと、頭でわかっていても行動に移すことは案外、難しいものです。

そればかりか頑張って糖質制限、脂質制限、断食などをしても効果が出ないこともあると思います。

自分に合わないダイエットは続かない、効果が出ない、苦しいものになりがちですが、本書は自分に合った食事療法を見つけるためのアドバイスをしてくれる本となっていますので、今まで食事療法によるダイエットが続かなかった人には是非読んでもらいたい本となっています。

それでは本書の内容を少しだけご紹介します。

1.習慣を変える

みなさんは痩せている人がなぜ痩せていて、太っている人がなぜ太っているのか説明できますか?

もちろん遺伝による影響もありますが、実は遺伝による影響はごくわずかです。

太っている人には太っている習慣が、痩せている人には痩せている習慣があります。

ですので、痩せようと思えば痩せている人の習慣をマネすれば良いのです。

例えば痩せている人と言うのは、以下の事を当たり前のように行っています。

・食べ方がゆっくり

・お皿の中身は少ないのに、本人は「普通」か「少し多め」と思っている

・時々、料理を残す

・全ておいしそうに味わいながら食べる

・食後のコーヒーの時にデザートを食べない

・料理の際につまみ食いをしない

・たまに羽目を外して食べ過ぎても、次の日に平然と調節する

傍から見ると努力してやっているように見えますが、痩せている人は無意識にこれらの行動をとっています。

既に習慣になっているため、我慢や苦痛を感じていないのです。

しかし、これらの行動を太っている人が真似ようとすると、必ずそこに“我慢”や“苦痛”と言った感情が発生します。

痩せている人のマネをすることは、痩せるうえで確かに重要ですが、それを続けることが出来なければ意味がありません。

大切なことは、痩せている人がやっていることをただ真似するのではなく、取捨選択して自分に合っているものを取り入れ、習慣にすることです。

自分の性格を一番知っているのは自分自身ですし、自分が置かれている環境を一番知っているのも自分自身です。

そのことをわきまえて、自分の生活に落とし込むことを意識してみましょう。

.少食を愉しむ

ここからは本書のタイトルである「少食を愉しむ」ためのポイントをご紹介します。

みなさんは食事を摂取する際、何を基準にしていますか?

「おいしいかどうか」「体に良いかどうか」「栄養バランスが整っているかどうか」「素早く調理できるかどうか」「安いかどうか」など、人それぞれの判断基準をお持ちだと思います。

一昔前までは3大栄養素であるタンパク質、炭水化物、脂質のバランスを心掛けることが推奨されていました。

例えば、タンパク質は食事全体の30%や体重×1グラム以上は摂取した方が良い、脂質は食事全体の20%程度、炭水化物は食事全体の50%くらいが良いと言われてきました。

ですが、この割合と言うのはその人の生活習慣や生活環境によって、変わってきます。

ご自身の生活習慣を考慮したうえで、実践できるところは実践してみましょう。

ポイント1:少食にする

ここは当たり前ですが、少食を愉しむためには少食にする必要があります。少食にすることで、必然的に摂取エネルギーが減り、痩せることが出来るのですが、これが出来たら苦労しないですよね。

少食と言っても極端に食事量を減らす必要はなく、よく言われる腹八分目を意識することで、食べ過ぎを防ぎ、満足感が得られるようになります。

常にお腹いっぱいまで食べてしまう人は、満腹感を感じる前、胃に軽い圧迫感を感じた段階で食事をやめると丁度、腹八分目くらいと言われていますので、意識してみてください。

ポイント2:食欲を抑えるコツ

ここが1番のポイントです。少食にするためには、どうやって食欲を抑えるかが重要なポイントになりますので、食欲を抑えるポイントをご紹介します。

①.料理を盛る器のサイズを小さくする

人は料理が盛られている器が大きくなると、普通サイズの器で食べるより31%も多く食べるようになったという研究があります。また、食べる器を小さくすると10%も食べる量が少なくなったという研究もあり、食欲は視覚的情報にも左右されていることが分かります。

ですので、普段、使っているお皿やお椀を小さくすると、無意識のうちに食欲が抑えることが出来ます。

本書では豆皿を使うことを推奨されていましたので、自分の気に入っている豆皿があれば、積極的に使いましょう。

②.腹持ちのより食品を心掛ける

食べ物の中には腹持ちの良い食品と腹持ちの悪い食品があります。腹持ちの良い食品を食べることで、空腹感を紛らわせることができ、食欲も抑えることが出来るので、普段の食事は腹持ちの良い食品を積極的に摂取するようにしましょう。

腹持ちの良い食品としては、卵、肉、ナッツ類、サバ缶、野菜、大豆製品などが挙げられていましたが、主にタンパク質を多く含む食品は腹持ちを良くしてくれます。

また、反対に腹持ちの悪い食品としてはパン、ドーナツ、ジュール、スナック菓子などが挙げられていました。

③.自炊をする

これは意外かもしれませんが、自炊をすることで自分が食べる量や味を調節できるので、自炊はおススメです。自分が食べる量だけ作れば、食べる過ぎることもありませんからね。

間違っても作り過ぎないように気を付けましょう。

ここまで食事の事を述べてきましたが、本来食事は愉しい行為です。

体に良い食事を美味しく食べることは、それだけでストレス発散やリラックス効果があります。

ダイエットをしないといけないからと言って、食事の量を無理に減らしたりすることは、食事自体がストレスになり、かえって食事量が増え、結果的に太ってしまうと言った悪循環に陥りかねません。

時には自分の心の声を聞き、食べたい物を食べることも大切です。

もちろん食べたいものを好きなだけ食べていては、いつまで経っても体重は減りませんので、少量であったり、快適な雰囲気の中であれば食事量が18%も減ると言った研究結果もあるので、快適な雰囲気の中で食べるようにすれば、そこまで気にし過ぎる必要もありません。

何事も無理をしていては続きません。

少しずつを積み重ねることでした未来は変わりませんので、今の自分を変えたいと思っている方は是非、本書を手に取って読んでみてください。

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