今回は「健康書」プロ編集者の会さんの著書である「「ベストセラー健康書」100冊を読んでわかった健康法の真実」をご紹介します。
本書は1500冊以上の健康書を作ってきた編集チームが、おすすめの健康書100冊に厳選し、重要ポイントを纏めてくれた書籍です。
本を読まれている方の中には、読んだ本によって正反対の事を述べている本に出合われたことがあると思います。
モノの見方については、方向や角度によって正しかったり、正しくなかったりするので、どうしてもバラツキが生まれてしまいますが、本書は限りなく正しい情報が集約されており、健康に興味がある方には是非とも呼んでいただきたい書籍となっていますので、本書の内容を少しだけご紹介します。
1.ウォーキングは歩数より歩き方
健康と聞いて、まず始めようと思うのが運動だと思います。
運動と言っても、筋トレのような無酸素運動とジョギングのような有酸素運動がありますが、誰もが最も取り入れやすい運動はウォーキングではないでしょうか。
厚生労働省も健康のために推奨する歩数として1日1万歩を掲げており、誰でも気軽に取り入れやすく、精神的にもリフレッシュ効果がある言われています。
しかし、本書ではただ歩くだけでは、私たちが期待する健康効果が得られない可能性が示唆されています。
一般的にウォーキングを行う際に基準として用いられるのが、「歩数」だと思いますが、実は歩数よりも、そのウォーキングでどれだけ体に負荷をかけることができたかが重要です。
人間の体の原理原則は負荷をかけて筋肉を壊し、リカバリーを得て元の負荷より高い負荷に耐えられるようになります。
そのためには低強度で体にあまり負荷のかからないウォーキングだと、健康に寄与する効果が少ないわけです。
そこで本書では体に負荷をかけるウォーキングとして、インターバル速歩が推奨されていました。インターバル速歩というのは「ゆっくり3分歩く」⇔「早く3分歩く」を繰り返し行う歩き方で、この方法を5セット、 4回/週実施した中高年の男女では、1日1万歩歩くグループより体力年齢が10歳若かったという実験結果が出ています。
本書ではインターバル速歩だけではなく、20分の早歩きやスロージョギングも推奨されていましたので、自分にあるものを取り入れましょう。
また、本書では歩くスピードと合わせて姿勢についても、健康効果を左右すると述べられています。
猫背、反り腰等は体への負担が高く、怪我の原因にもなるので、せっかくウォーキングを行うのであれば、最高の姿勢を意識してみてください。
2.加齢と老化の違い
生きていれば老いを防ぐことはできません。
時間と共に加齢が進み、私たちの体は老いに向かって進んでいきます。
しかし、老化スピードについては、人それぞれの生活習慣で遅らせることが出来ます。
老化とはストレスや暴飲暴食、運動不足などのより加齢スピードより速く体の生理機能が低下することです。アンチエイジングと言えばわかりやすいでしょうか。
老化の主な原因は酸化と糖化の2つに分類することが出来ます。
このうち酸化については、私たちが生きていくうえで必要な呼吸により取り入れた酸素の一部が活性酸素となり、体内の細胞を傷つけてしまうため、酸化を完全に食い止めることはできませが、「抗酸化物資」と呼ばれるビタミン類やポリフェノールなどの酸化を食い止めれくれる食品を多く摂取することが最も効果的と言われています。
次に糖化ですが、厄介なのはこちらの方です。
糖化は体の老化や肌のシワやシミなどの見た目の問題だけにとどまらず、癌や心筋梗塞、糖尿病などの病気の原因にもなっています。
こちらについては、糖質を多く含む食品の摂取を控えることや適度な運動を行い、体内の糖質をエネルギーとして使用することが有効であり、私たちは普段の何気ない食事の中で、過剰な糖質を摂取していると言われていますので、アンチエイジングを求めるのであれば、糖化をどのように防ぐかを意識してみましょう。
今回や本書の概要を記載しただけですが、数ある健康本を1冊にまとめてくれており、信頼性も高いので、健康に関心がある方は是非手に取って読んでみてください。
「ベストセラー健康書」100冊を読んでわかった健康法の真実新品価格 ¥1,870から (2023/3/26 21:07時点) |
「ベストセラー健康書」100冊を読んでわかった健康法の真実【電子書籍】[ 「健康書」プロ編集者の会 ]価格:1,650円 (2023/3/26 21:09時点) 感想(0件) |
コメント