今回は北原一さんの著書「ふたり、この夜と息をして」をご紹介します。
主人公は顔に痣のある男子高校生:夕作(ゆさ)まこと。
顔の痣を隠すために化粧をして学校に通っているが、顔の痣がバレることが怖くて、誰ともかかわらず平凡な学校生活を過ごしています。
そんなある日、夕作はアルバイトである新聞配達の帰りに、公園で1人タバコを吸うクラスメイトの槙野志帆に出会います。
普段の学校生活では接点のない2人ですが、ふとしたことからお互いの秘密を知ることになり、秘密を知る者同士、徐々に距離が近づいていきます。
しかし、お互いの秘密については、一切明かすこともなく、そして聞き出そうとすることもなく月日が流れていきますが、ふとしたことから夕作は槙野の秘密にたどり着くシーンに遭遇してしまいます。
若くして孤独と傷を抱えた2人の秘密に優しい涙があふれだす、感動の青春小説となっていますので、是非、興味がある方は読んでみてください。
誰にでも1つや2つは誰にも言いたくない秘密はあるものですが、そんな秘密を打ち明けれる人に出会えたらいいですね。
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