スマホ脳の処方箋

今回は奥村歩さんの著書「スマホ脳の処方箋」をご紹介します。

テレビ番組「大下容子ワイドスクランブル」「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系列)で紹介されました!
朝の情報番組「THE TIME,」にて、奥村先生出演!
生活に潜む「スマホ脳疲労」「スマホ認知症」についてコメントしました。


リモート生活が3年目をむかえ、ここにきて働き盛りの方々をふくめて体調不良をうったえる外来が増えているという。その原因はズバリ、スマホ。認知症に似た症状であるが、「脳疲労(脳過労)」によるもの。その原因は「脳内エネルギー」の枯渇によるもの。
一昨年『スマホ脳』がベストセラーとなり、スマホと脳との関係が話題になった。しかし、その数年前から、著者はスマホと脳との関係を医学的見地から注目していた。最近ではもの忘れはもちろん、「うつ」リスクが3倍になることを指摘している。慢性化したコロナ禍状況もすぐには改善されないことから心理不安は長期することも予想され、ますますスマホ依存が高まりそうです。とくに、性別を問わず、働き盛りの年代の来院もふえている。
スマホはビジネスでは手放せないものとなり、もはや、「いかにスマホと上手に付き合うか」という時代に入ったといえる。本書では、普段の日常生活における、無理のない上手な付き合い方を「もの忘れ外来」「認知症・鬱」の専門家が解説する。またうつは認知症に移行する可能性が大きいことも紹介するとともに、うつがいかに健康を害するリスクが高いこともお伝えする。

現代社会では持っていない人はいない「スマホ」。

スマホにより私たちの生活の利便性は間違いなく向上していますが、肌身離さず持っているスマホがいつの間にが私たちの健康を害しているかも知れません。

本書の著者である奥村歩さんは、脳神経外科医であり、そんなスマホが私達の健康に悪影響を及ぼしていることに警鐘を鳴らしています。

スマホの使いすぎによる健康被害としては「睡眠障害」、「記憶力・集中力の低下」、「眼精疲労」、「肩こり」などが有名ですが、近年では「うつ病」などの精神疾患の原因になることも示唆されています。

いくら便利であっても、使い方を間違えれば身を滅ぼすことにつながりかねません。

既にスマホは私たちの生活の一部になっており、スマホを使わない生活は現実的ではないので、スマホとの適度な距離感を保つようにしましょう。

本書ではスマホ依存(=スマホ脳)は生活習慣を見直すことで改善でき、スマホ脳から抜け出す方法が紹介されていますので、普段、スマホが手放せず、ついついSNSやネットサーフィンに時間を費やしている人は、是非、本書を手に取ってみてください。

スマホとの適度な距離感を保つことで、みなさんの幸福度は確実に上がるはずです。

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