今回は青木厚さん、小堀智未さんの著書である「98キロの私が1年で40キロやせた 16時間断食」をご紹介します。
医学博士である著者の青木厚先生は「空腹こそ最強のクスリ」でもお馴染みの16時間断食のブームを作った方であり、その断食方法を実践して1年で98kg→40kgまでダイエットに成功されたのが、小堀智未さんです。
近年、断食が体の古くなった細胞を、新しく生まれ変わらせる仕組みであるオートファジー効果を高めてくれることが分かり、実践されている方も多いかと思いますが、その中でも比較的簡単に始められる断食として有名なのが、本書のタイトルにもなっている「16時間断食」ではないでしょうか。
16時間断食とは1日24時間のうち8時間は好きなものを食べてもよいが、残りの16時間は水やお茶以外のカロリーとなるものを口にしない断食方法の事です。
もちろん私も16時間断食の実践者で、主に週末に実施しています。
それでは今回は16時間断食の健康効果や実践方法をご紹介します。。
1.16時間断食の主な健康効果
(1)オートファジー効果が活性化する
オートファジー効果とは、体内の古くなったり壊れてしまった細胞を新しい細胞に作り替える仕組みのことであり、以下のような効果があります。
・むくみの解消
・動脈硬化と言った血管障害の予防
・2型糖尿病の改善
・がんのリスクの低下
・アンチエイジング効果
(2)脂肪燃焼の促進
私達のからだは、食事摂取後から10時間が経過すると体脂肪の分解が始まると言われています。そのため、食事間隔をあける断食により体脂肪を燃焼させることが出来ますが、同時に筋肉も分解され、その結果、基礎代謝が落ちることにもつながりますので、断食前の食事は特に良質なたんぱく質を摂取するよう心がけましょう。
(3)免疫力の向上
断食は胃や腸などの内臓を休ませることが出来るため、その結果、内臓機能が高まり、免疫力が向上します。私たちが摂取した食べ物は、3時間程度は胃に留まり、その後、小腸を通り、15~20時間は大腸に留まると言われています。
1日3食の食事を続けていると、内臓が休む時間がなく、その結果、栄養素をしっかり吸収できず、老廃物もきちんと排出できないようになりますので、断食により内臓を休ませてあげることも大切というわけです。
2.16時間断食のやり方
16時間断食のやり方はとてもシンプルで、1日のうち16時間は水やお茶以外のカロリーを含む食べ物を摂取しないようにするだけです。
ただし、慣れるまでは16時間も食べ物を口にしないことは、精神的にもきつく感じる方もおられるかもしれませんので、最初は12時間から始め、徐々に断食時間をのばすくらいでよいと思います。
また、16時間断食中も以下の食べ物であれば、200Kcalまでであれば、口にしてもよいとされていますので、空腹が我慢できないようであれば、無理せず、お助けフードに頼りましょう。
【断食中に食べてもよい食べ物】
ナッツ類、チーズ、野菜、ヨーグルト、高カカオチョコレート
16時間断食と聞くと、ハードルが高いように感じる方もおられると思いますが、睡眠時間を含めてもよいので、やってみると思いの外、簡単にできます。
24時間のうちどの時間帯に食事を摂取し、断食するかはみなさんの生活リズムにもよるため、一概に正解はありませんが、私たちの体には体内時計が存在していますので、私は朝食と昼食は食べますが、夕食を抜く16時間断食を行っています。
ここまで16時間断食のメリットを記載してきましたが、16時間断食によるデメリットももちろん存在します。
筋肉が分解され基礎代謝が落ちたり、断食明けの食事で血糖値の乱高下が起きやすかったり、胆石症のリスクが上がったりしますが、デメリットに対する対策をしっかり行えば、16時間断食によるデメリットより、メリットの方が享受すると思いますので、16時間断食を行ってみたいと思っておられる方は是非、手に取って読んでみてください。
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