今回はキム・ユジンさんの著書「朝イチの「ひとり時間」が人生を変える」をご紹介します。
本書の冒頭は「起きて!人生が変わるから!」という言葉からスタートします。
当たり前ですが、私たちの日常は1日1日の積み重ねです。
もし日常に満足していないのならば、いつもと違う1日にする必要があります。
そのために本書がおススメしていることが、「朝活」になります。
「朝活」と聞くと意識の高い人が自己啓発や自分の目標に向かって努力する時間のように感じ、「朝活」に対するハードルが高い方もいらっしゃると思います。
中には朝活のために早起きするくらいなら、仕事や家事で疲れているんだから、その分、睡眠時間に充てたいと思われる方もいるのではないでしょうか。
著者のキム・ユジンさんは、毎朝4時30分に起床されるそうなのですが、本書のプロローグでこのようなことを書かれています。
“朝起きるのがつらくないかって?
もちろんつらい。長いこと明け方起床を実践してきたが、今でも眠りから覚める瞬間は体が鉛のように重い。それでも、この刹那に負けて、あれこれ言い訳をしてまた眠ってしまえば、代わり映えのない人生から抜け出せないとわかっているから体を起こす”
きっと眠りから覚める瞬間というのは、誰にとってもつらいモノなんだと思います。
キム・ユジンさんも目覚ましに特別な秘訣は存在しないと述べられており、目が覚めてから布団の中で5秒のカウントダウンをして起きているようです。
それでも朝活をする理由は、朝の時間が誰にも邪魔されない人生のボーナスタイムだからと著者のキム・ユジンさンは述べられています。
朝の時間は夕方や夜に比べて、邪魔や外乱が入らない時間帯であり、自分でコントロールしやすい時間であり、心身ともにリフレッシュしている時間帯です。
誰にも邪魔がない時間に、勉強をしたり、読書をしたり、運動や趣味の時間に費やしたりすることは、その日1日の生産性を決めると言っても過言ではありません。
現にアマゾンの創業者であるジェフ・ベゾス、ツイッター(X)の創業者であるイーロン・マスクなどの成功者は朝活を行っており、朝型人間の方がうつ病になるリスクが低く、夜型人間に比べて幸福を感じやすいと言ったデータもあるようです。
ただし、朝活がいいからと言っても睡眠時間を削って、早起きすることは、睡眠不足になり、朝活がデメリットになってしまう可能性がありますので、大事なことは睡眠時間をしっかり確保したうえで、朝活をすることです。朝早く起きるのであれば、就寝時間を早めるようにしましょう。
本書はただ単に朝活を進めている本ではなく、朝の時間を使って何かをするよりも、朝の時間を使って心身をリフレッシュさせる重要性を説いています。
自分のための時間を作ったからと言って、その時間を必ずしも自己成長の時間に使う必要はありません。
早起きして、コーヒーを飲みながら、外の景色を見てボーとするだけでもいいと思います。
時間の使い方は私たち自身で決めればいいわけですから😊
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