今回はオリバー・バークマンさんの著書「限りある時間の使い方 人生は「4000週間」あなたはどう過ごすか?」をご紹介します。
みなさんは時間を上手く使えていますか?
こう聞かれたとき、「上手く使えている」と答えれる人がどのくらいいるでしょうか。
私たちの人生は長いようで短いものです。
人生を80年とすると4000週間、90歳まで生きれたとしても4700週間しかありません。100歳まで生きたとしても5200週間しかありません。
この数字を目にしたときあなたならどのように感じるでしょうか。
長いと感じるか、短いと感じるかは人それぞれですが、体感としては、もっと短いはずです。
4000週間の約1/3は睡眠時間、それ以外にも仕事や食事などに費やしている時間を考慮すると、私たちが自由に使える時間は一握りであり、年齢を重ねるにつれて時間の経過は早く感じると思います。
本書は一般的なタイムマネジメント指南書のような「いかに少ない時間で大量のタスクをこなすか」「いかに毎朝早起きして規則正しい生活をするか」、「日曜日に1週間分の食事を作り置きしましょう」と言った目の前のタスクを大量に処理することにフォーカスしたものではなく、タスクを効率的に処理したところで、新たなタスクが増え、無限のタスク地獄になるだけであり、全てのものを手に入れることは出来ないわけだから、大切なことは何に集中し、何をやらないか、何を先延ばしするかを意識的に選択することを述べている書籍となります。
ここに人生をビンに例えたYouTube動画があります。
教授がビンの中にゴルフボール、小石、砂、ビールを入れていき、その都度、学生たちに「ビンの中はいっぱいですか?」と問うと、学生たちは「Yes」と答えます。
ゴルフボールは家族や友人、健康などのあなたにとって一番重要なもの。小石は車や仕事などのある程度、大切なもの。砂はそれ以外の些細な事。
もしビンの中に砂を先に入れてしまうと、ゴルフボールや小石が入るスペースが無くなってしまいます。要するに、重要じゃないことに時間を使っていると、重要なことに使う時間が無くなってしまうということです。
あなたにとってやりたいことや人生で達成したいことは何ですか?
効率や生産性を上げることは、確かに重要なことなのかも知れませんが、先ほども述べたようにタスクをどれだけ処理しても、また新たなタスクがやってきます。
そのため、自分にとって必要なタスクと不要なタスクを振り分ける分ける必要があります。
振り分けが終わったら、自分にとって優先度の高いタスクからシングルタスクで処理をしていくしかありません。時間を生み出そうとしても、貯金と一緒で、給料から余った分を貯金するのではなく、あらかじめ貯金したい金額を給料から天引きするようにしておかないと、お金や時間は余らないのと同じです。時間の保有時間は今生きている瞬間が一番多いことを忘れてはいけません。
本書にはやるべきタスクを上手に減らす3原則や限りある時間を最大限有効に使うテクニックなどが紹介されていますので、是非、時間を有意義に使いたいと思っている方は、本書を手に取って読んでみてください。
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