勉強嫌いでもドハマりする勉強麻薬

ライフハック

今回は海外塾講師ヒラさんの著書「勉強嫌いでもドハマりする勉強麻薬」をご紹介します。

もう冒頭から素直に言っちゃいますね。
この本、ヤバイです。
聞いたことがない話がバンバン出てきます。本書を読みながら「何それ!?」とツッコミまくることでしょう。
でも、ぜひ飛び込んでください。少しでもやってみてください。
あなたの停滞した人生を劇的に変える可能性が本書にはあるのです。

スマホに依存するように、
勉強なしでは生きられない体になってしまう…。
「めんどくさい」「しんどい」「やる気が出ない」……。
しかし、そんな勉強をモーレツにこなす勤勉な人たちを見たことがあるはずです。
なぜ、そこまで勉強ができるのか――?
答えは、勉強麻薬に脳が侵され、「勉強依存」状態に陥っているからです。
「勉強依存」とは、勉強することがあたりまえになり、勉強になんの抵抗感も持たなくなり、勉強時間を自分から勝手に増やすようになっていくブースト状態のこと。
資格試験・独学・英会話・受験……、当然のこと、勉強しなければ到達しえない目標達成までの最短距離を突っ走り、依存前には想像もできなかった報酬を得ることができるのです。
では、いかにすれば勉強麻薬を摂取し、勉強依存状態になることができるのか?
これまで1000人以上の生徒を直接指導し、勉強依存にしてしまった著者が、再現性が担保された、多くの方々に当てはまる実践的かつ汎用性のある方法を本書で伝えます。

合格・スコアUPの依存者続出の合法ドーピング
「勉強麻薬」を構成する4大成分とは?
「勉強麻薬」という言葉にネガティブな印象を受けるかもしれません。
しかし、非合法ドラッグや危険ドラッグのように、「副作用」と呼べるようなものはありません。
せいぜい、人が変わって勉強に打ち込むあなたの姿を見て、まわりが心配するくらいでしょう。
というのも、「勉強麻薬」は次の4大成分でできているからです。

〈情熱〉〈密着〉〈達成〉〈環境〉

てんでんばらばらな4つに思えるかもしれませんが、実は、すべてが密接な関係を築いています。
第1章?第4章では、これら4大成分について、それぞれじっくり解説していきます。
これらを、あなたの日々の勉強に組み込んでいけば間違いなくこれからの勉強が変わっていきます。
そして、資格試験のスコア、偏差値、模試などの点数を上げられます。結果を変えられるのです。

いいタイトルですね。

勉強って自分を成長させてくれたり、やらないといけないとわかっていても、なかなかやる気が起きず、行動に移れないものですよね。

私も今でこそ勉強に対するアレルギー反応が少なくなりましたが、学生時代はほとんど勉強することなんてありませんでした。

せいぜいテスト前にテスト対策として勉強する程度です。

ですが、大人になり社会に出てみると、もっと勉強しておけば良かったと思う方が大勢おり、私もその1人です。

ましてや子を持つ親になった今は、自分の子供には私のように大人になって困らないように最低限の勉強はしてもらいたいと思っています。

本書のメインは私のような社会人に向けたものになっていますが、子供たちにも有効な書籍となっていますので、やる気が起きずに勉強できずに困っている方やこれから勉強をしたいと思っている方だけではなく、自分の子が勉強や宿題をせずに悩んでおられる方にも是非読んでいただきたい1冊です。

まず最初に勉強しないと気持ち悪い状態になるためには、「情熱」「密着」「達成」「環境」 の4大成分があり、中でも「情熱」が最も重要と述べられています。

私たちが勉強できなかったり、やるべきことができない大きな理由の1つは、情熱がないからです。情熱があれば、誰だってその情熱を頼りに行動できますが、問題なのはその情熱をどうやって見つけるかですよね。

本書ではその「情熱」の見つけ方として、自分の理想と現実のギャップを考えることだと述べられていました。

「どのような自分になりたいのか?」、「なぜ勉強したいのか?」を自問自答し、そのためにはどうしたらよいのかを考えることだと。

本書を手に取っておられる方は、少なからず勉強をしたいと思われている方だと思うので、「資格取得をして転職したい」、「英語を勉強して海外留学したい」などの目的がある方だと思います。

私たちは理想と現実のギャップを埋めようと行動する生き物なので、そのギャップが情熱を生み、行動する原動力になってくれるはずです。

次に「密着」ですが、密着とは「勉強の量」を意味します。

よく「量」と「質」でどちらが重要かといった問題が世間やSNSで話題になりますが、本書では「量」をある程度こなすことで「質」を高められると述べられています。

その「量」を増やすためには、以下の4つが重要とされています。

1.集める

先ずは参考書や問題集などの勉強アイテムを集める。人は依存したいものに触れ続ければ、勝手に依存する生き物であり、私たちがスマホを手放せないのは、いつでもスマホが身近にあるからです。

そのため、勉強アイテムも常に触れ続けられるよう、鞄やポケットの中に入れておけば、依存状態を作ることができます。

2.絞り込む

集めた勉強アイテムをすべて肌身離さず、持ち歩ければいいのですが、全ての勉強アイテムを常に触れ続けられる状態にしておくことは難しいと思います。

そのため、持ち歩く勉強アイテムはハイリターンと緊急性(期日が決まっているもの)を考慮して、優先順位をつけるようにしましょう。

3.常備する

選んだアイテムをスマホを同じくらい持ち歩きましょう。

人間が持っている五感(視覚・味覚・聴覚・触覚・嗅覚)を意識すると持っていないことが気持ち悪い状態になりやすくなりますので、意識してみましょう。

4.時間を倍にする

常備している勉強アイテムには今までの倍の時間触れるようにしましょう。そんなに触れれないと思われるかも知れませんが、隙間時間をうまく活用すれば、時間は増やせるはずです。

3つ目の「達成」については、文字通り、達成経験のことです。

この達成経験を積むことで、自己肯定感が上がり、勉強することが楽しくなります。

この達成経験は、どんなに小さなものでも良いとされており、例えば、「前回のテストより正解率が上がった」、「英単語を100個覚える」などの結果だけではなく、「2時間勉強できた」、「隙間時間をうまく使えた」などのプロセスに目を向けることも大切です。

最後に「環境」についてですが、私たち人間は、環境に大きく左右されます。

周りが遊んでいれば、遊ぶようになるし、周りが勉強していれば、勉強するようになります。

環境と聞くと「場所」をイメージされる方が多いと思いますが、環境は場所だけではなく「人間」や「言葉」も含まれます。どのような人と一緒にいるか。どのような言葉を使うかでも、自分が置かれている環境を整えることができます。

どのような環境に自分を置いた方が、勉強しやすくなるかは人それぞれですが、勉強する環境を整えることを意識してみてください。

また、本書には勉強依存を深める心理テクニック(振れ幅の法則)や勉強法(ツッコミ勉強法 )も紹介されていましたので、勉強にハマりたい、依存したい方は是非、手に取って読んでみてください。

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