なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学

ライフハック

今回は和田秀樹さんの著書「なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学」をご紹介します。

うまくいっている人の考え方
21のコツ


今よりよくなりたい! という気持ちが
運を引き寄せる


あなたは自分の「性格」について、どう思っていますか?
ポジティブに物ごとに向き合う「明るい」タイプでしょうか?
ネガティブに考えることが多い「暗い」タイプでしょうか?

コロナ禍のマスク生活が始まって、すでに3年が経過しています。不自由な毎日が長く続いていますから、自分のことを「明るい」と考えている人でも、「最近、ちょっと暗くなっているかも……」と感じているのではないでしょうか。

コロナ禍の自粛生活が長くなったことで、最近では「明るさ」の重要性を再認識する動きが出ています。
企業の採用担当者の中には「社内の雰囲気を活性化させるために、笑顔が印象的な明るい人を積極的に採用する」という動きも出始めています。
明るいキャラクターの新庄剛志さんがプロ野球の日本ハムの監督に抜擢されて注目を集めていたのも、ある意味では、時代が彼を求めたと見ることができます。
新庄さんのような底抜けの明るさは真似できませんが、明るさを味方につければチャンスが広がり、成功に近づく……という姿勢を見習うことはできます。

気持ちが明るくなったり、暗くなったりするのは、すべてあなたの「主観」(自分だけの物の見方や感じ方)の問題です。
同じ出来事に遭遇しても、平然としている人もいれば、不安に襲われてしまう人もいます。この違いは、物ごとに対する「考え方」や「見方」の違いによって生まれます。考え方や見方ひとつで、物ごとの受け止め方を変えることができるのです。
本書では、その具体的な方法を、精神医学や心理学といった「科学」の観点から、わかりやすく、詳しくお伝えします。

【本書の構成】
第1章 明るい人はなぜ人生がうまくいくのか?
第2章 「不安」にならない仕組みをつくる
第3章 うまくいっている人の考え方21のコツ
第4章 ポジティブな感情を引き出す6つの方法
第5章 「意欲」さえあればすべてうまくいく

みなさんはご自身の性格を「明るく」「ポジティブ」な性格だと思いますか?

それとも「暗く」「ネガティブ」な性格だと思いますか?

私は「暗く」「ネガティブ」な性格なので、「明るく」「ポジティブ」な性格の人を羨ましく思う時があります。

人は明るく笑顔でいることで、心や体が元気になる効果があるので、誰しもが「明るく」「ポジティブ」な性格になりたいと思っているのではないでしょうか。

楽しいから笑顔になるわけで、誰しも暗く、辛い時間を過ごすより、楽しく笑顔でいられる時間を過ごしたいと思うことは、当たり前のことだと思います。

実は自分の気持ちが明るくなったり、暗くなったりするのは全て私たちの主観(物の見方や考え方)であり、自分の性格をネガティブと思っている方でも物の見方や視点を変えることで、物事をポジティブに考えれるようになります。

代表的な例としては、水が半分入ったコップがあり、それを「半分しか水が入っていない」と思うか、「半分も水が入っている」と思うかです。

どちらの考え方も「水が半分入ったコップある」という事実は変わりません。

明るい人の多くは変えられないものに執着するのではなく、変えられるもの(例えば、考え方、表情、視点、口癖や習慣)を変える意識を持っています。

本書では毎日を明るく笑顔で過ごすためのポイントは、いろんなことを試してみることだと述べられていました。

世の中はどんなこともやってみなないとわからないことばかりです。

ネガティブな人は失敗や不安、リスクを考え過ぎることにより、チャレンジすることに消極的になっている方がほとんどです。

ネガティブな人から見ると何にでもチャレンジする人を「向上心が強い人」と思うかも知れませんが、客観的に見たときに、「やってみないとわからない」とか「試してみないとわからない」というのは、自分の考えが合っているのか答え合わせをする作業ですので、実は謙虚な考え方でもあります。

かの有名な発明家のエジソンも「私は失敗したことがない。ただ1万通りのうまくいかなかった方法を見つけただけだ」といった明言を残しているくらいですから。

野球に例えるならホームランやヒットの数を増やそうと思うなら、打席にたくさん立ってバットを振った方が圧倒的に有利ですが、多くの人はホームランやヒットの数ではなく、凡打や三振することを恐れて、打席に立とうとはしません。

なぜなら打率を気にしているからです。

ですが、実は打率を気にしているのは本人だけで、周りの人間ってヒットやホームランの数や印象でその人を評価しています。と言うか、その人が成功しているかどうかは、ホームランの数やホームランの飛距離でしか周りは判断していません。

多くの場合はそのヒットやホームランの裏にたくさんの失敗があるのですが、そこに目を向ける人は、それこそ明るい人やポジティブな人だけです。その人たちは成功の裏に、多くの失敗があることを知っていていますからね。

今よりもっといい人生を送りたいと思っているのであれば、いろんなことを試してみるしかないんです。

いろんなことを試してみることで、以下の好循環サイクルを生み、私たちは毎日を楽しく笑顔で暮らすことが出来るようになります。

①.いろんなことを試す

     ↓

②.「打席」が増える

     ↓

③.「ヒット」や「ホームラン」の数が増える

     ↓

④.人生がうまくいく

     ↓

⑤.毎日が楽しくなる

     ↓

⑥.自然と笑顔になる

ネガティブな人がポジティブになろうと思って、いきなり物事の見方を反対側から見る必要はありませんが、本書では物事の見方や受け止め方を変える方法を精神医学や心理学と言った「科学」の観点から分かりやすく紹介してくれています。

私たちはコロナ禍を経験したことにより、明るさの重要性を理解したはずです。

人は明るい気持ちでいると笑顔になれます。笑顔で入れは自然と明るい気持ちでいられます。

表情が明るくなるだけで、周囲の受け取り方も変わり、物事が今よりいい方向に進むはずです。

その結果、自ずと人生が楽しくなり、笑顔でいられる日が多くなる好循環サイクルに入ることが出来るので、自分の性格が「暗く」「ネガティブ」だと思われている方は、本書を手に取って読んでみてください。

きっと今より、人生が楽しくなるはずです。

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