今回は青木仁志さん、仙石実さんの著書「人生を変えるお金の話」をご紹介します。
みなさんは「お金」とは何かと問われたら、どのように答えますか?
本書では「お金とは価値であり、時間を手に入れ「人生の目的」を実現するための道具に過ぎない」と述べられています。
私たちはお金を稼ぐために働き、そして生きるために稼いだお金を消費します。
消費だけではなく、生きるために必要ではないが、娯楽のためにお金を使って浪費してしまうこともあると思います。
一般的にお金とは商品やサービスと引き換えに出来るチケットのようなものと考えている人が多いのではないでしょうか。
しかし、お金の背後には「価値」(=どのくらい役に立つかという度合い)があり、大きな価値がある人間や物は他者に大きく貢献でき、価値さえあれば、お金は後から付いてくると言っても過言ではありません。
つまり、収入を今より増やそうと思ったら、自分やモノの価値を上げれば良いと言うことです。
ビジネスでは価値と価値の交換ですから、人としての価値やサービスの価値を高めることが出来れば、収入は自ずと増えます。
そしてもう1つお金の価値としては「時間」に変換することもできます。
例えば、スーパーに行けば野菜やお肉を買うことが出来ますが、野菜や肉を1から栽培や飼育していては、膨大な時間が掛かりますが、お金を出せば一瞬で欲しいものを手にすることができ、お金という価値を手にすることで間違いなく人生を豊かにすることが出来ます。
しかし、お金を稼ぐことだけに注力していては、稼いだお金を有意義に使うことは出来ません。
自分の人生の目的のためにどのくらいのお金が必要かを明確にしておかなければ、稼いだお金も宝の持ち腐れになってしまいます。
お金を稼ぐことに自分の人生を費やすのではなく、自分の人生でしたいことにお金と時間を費やすことが大切です。
そしてもう1つ、お金には人を変えてしまう魔力があることも肝に銘じておきましょう。
みなさんはお金があれば、幸せになれると思っておられるかも知れませんが、お金を持っているのに不幸な人も多数存在します。
何を隠そうその不幸な人こそ、我々、日本人なのです。
日本人は世界規模で見れは豊かな人種で、GDPも世界3位ですが、国連の世界幸福度報告では2020年度の日本の順位は第62位です。
ちなみに世界幸福度ランキングのトップ5はアイスランド、フィンランド、デンマーク、スイス、ノルウェーであり、これらの国の幸福度が高い理由としては、お金をたくさん持っているというわけではなく、社会的な繋がりが強いからと報告されています。
お金があることで買える幸せも確かに存在しますが、お金で買えない幸せも存在します。
お金とは幸せの必要条件ではありますが、絶対条件ではありません。
お金がない人は、お金が無いことに目を向け、お金がある人を嫉んだりしがちですが、支出より収入が1円でも多ければ、お金持ちであることを忘れてはいけません。
人はどうしても無いものに目を向けがちですが、有るものに目を向けれるようになると、人と比べることが減り、自ずと人生の幸福度は上がるものだと思います。
本書は無いものねだりに執着している思考を解き放してくれる書籍となっています。
是非、お金のことが頭から離れず、毎日、お金を稼ぐことに執着してしまっている人は読んでみてください。
きっと心が楽になるはずです😊
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