わたし、定時で帰ります。2 打倒! パワハラ企業編

今回は朱野帰子さんの著書「わたし、定時で帰ります。2 打倒! パワハラ企業編」をご紹介します。

累計20万部突破! 「定時で帰ること」を切り口に、「働き方改革」の陰で起こる会社員たちの様々な
価値観の衝突を描き、多くの共感や話題を呼んだTBSドラマ原作
待望の文庫化!

今度の敵は、パワハラ企業。

差別的CMでネット炎上したスポーツウェアメーカー「フォース」。
ウェブ運用を勝ち取るコンペに参加した東山結衣だが、彼らは定時で帰ることをモットーとする結衣に怠け者の烙印を押し、「下請けだから」と時代錯誤な横暴を繰り返すパワハラ企業だった。対等に仕事しようと奔走する結衣だったが、トラブルメーカーばかりの新 人教育も請け負うことになってしまい……。大人気シリーズ第二弾。

本作は大人気シリーズの第2弾でタイトルの通り、パワハラ企業編が描かれています。

本作では主人公の東山結衣は、管理職になり、今までに担当者としての立場だけではなく、管理職としての難しさやパワハラ企業とのやり取りが描かれ定時退社をモットーとしていた自身のスタイルが揺るがされる場面が印象的です。

最近の企業では本書に描かれているようなパワハラやセクハラは無いと思いますが、自社の利益を上げるためには多少の我慢はしなくてはならない場面と言うのはあると思います。

それに上司の顔色を窺い、自分の思うような仕事が出来ないこともあると思いますが、サラリーマンなら誰でも一度は感じるであろう理不尽な場面も多数あり、特に社畜となっているサラリーマンの方であれば、かなり共感できると思います。

何より元恋人である種田晃太郎との関係性にも注目です。

結衣は元恋人の晃太郎と一緒の会社、部署で働くことになりますが、この晃太郎が根っからのスポーツマン体質で、結衣とは正反対で、上司の言うことには従い、愛社精神に溢れ、なんでもパワープレーで乗り切る会社側からすると願ってもない人材。

その晃太郎が本作でどう変わるのか。

そこにも注目してみてください。

社畜サラリーマンにとってはお守りになる作品になると思いますので、是非、社畜サラリーマンの皆さんには読んでもらいたい作品です😁

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