11月3日(日)に行われた東北・みやぎ復興マラソンに参加してきました。
来月行われるマラソン大会に向けてトレーニングの一環として出場したのですが、手元の時計で2時間53分03秒と、自己ベストで走ることが出来ました。
この大会に参加しようと思ったのは、トレーニングの一環と言う目的もありますが、少しでも被災された方々の復興を支援、応援したかったからです。
ですが、走っていると沿道からの声援や感謝の声が凄くて、本当に楽しく、こちらがパワーを貰えた大会でした。
マラソンを走っていてこんなに「ありがとう」と言われた大会は初めてで、中には涙を流しながらランナーを応援してくれている沿道の方もいて、このマラソン大会が持つ意味の大きさを感じました。
本当に参加して良かったと思いました。
私は原子力発電に関わる仕事をしています。
東日本大震災は地震や津波による被害がクローズアップされがちですが、福島原子力発電所の事故により被災され、生まれ育った場所を離れざるを得なかった人々が大勢いると思います。
あれから13年以上が経過し、街並みは復興前の状態に戻ったと言っても過言ではないくらいきれいなものでした。
今回のマラソンコースの7割以上は津波の被害にあった地域だと聞きましたが、走っていてもそんなこと感じられないくらいきれいなコースでした。
原子力発電所の再稼働は福島原子力発電所とは異なる型式であるPWRプラントから徐々に進められ、先日は福島原子力発電所と同型式であるBWRプラントの東北電力:女川原子力発電所も再稼働しました。
そして年末には同じくBWRプラントである島根原子力発電所も再稼働を控えています。
福島原子力発電所により被災された方から見れば、原子力発電所の再稼働は、過去の苦い思い出を呼び起こすものかも知れませんが、私は原子力発電その再稼働も復興の1つだと思って、仕事をしてきました。
時間は人の記憶や感情を薄めるものですが、今回のマラソン大会とを通じて、私はたくさんの大切なものに気付くことが出来ました。
この東北・みやぎ復興マラソンは、また来年も参加したい大会と心の底から思える大会でした。
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