立場と年齢

日記

気が付けば私もアラフォーの仲間入りとなり、職場では自分より若い世代が随分増えました。

日頃の業務でも何かを教える、指導する立場となり、何だかむず痒く感じます。

決して私は偉い立場でも、出来が良い人間でもないのですが、年齢を重ねると必然的に職場には私より若い社員が増え、敬語を使われる機会が必然的に増え、何だか自分が偉くなったように感じるときがあります。

年齢を重ねると職場に自分より若い社員が増えるのは、自然の流れですが、年齢を重ねることが、その人の成長に直結しているかと言われれば、私は懐疑的です。

確かに年齢や社歴を重ねると、やったことのある業務が増え、その経験値が社内の出来の良い社員としてのバロメーターになることがありますが、このバロメーターは経験を積めば誰でも辿り着けるものなので、その人の努力によって得たバロメーター、成長ではない気がします。

年齢を重ねること=成長と言う考え方の指標が、未だに多くの企業の評価システムとして残っている年功序列システムと言うものなのですが、この結果が、勘違いする上司や管理職を生み出しているような気がしています。

極端な話ですが、新入社員から見る上司と、ある程度、経験を積んだ社員から見る上司と言うのは、見えている景色や距離感が違ってくるため、その上司に対する尊敬度も変わってきますよね。

私の職場は、私が若いころの先輩社員が上司(管理職)となり、以前とは異なる立場で仕事をしているのですが、尊敬していた先輩も管理職となると、何だか以前のような尊敬度が無くなったように思います。

よく【名プレイヤーは名監督にならず】と言いますが、出来が良かった先輩も管理職となると、部下にサービス残業をしてでも成果物を提出するよう圧力をかけたり、指導や仕組みづくりをしない割には、指示や苦言を呈す姿を見ていると、何だか悲しくなることがあります。

人は立場を得ると言動が変わると言いますが、それが良い方向に変わる人もいれば、悪い方向に変わる人もいるので、気を付けなくてはいけないですね😩

凄いと思った先輩や上司でも、その凄さがその人の努力によるものなのか、年齢や経験を重ねることで必然的に得られるものなのか、社会人になったばかりの若い頃に見極めることは難しいかも知れませんが、そういった視点で客観的に見ることも社会人としては必要な気がしています。

私自身も年齢を重ね、立場が上がってくると、若い社員は皆、私に敬語を使ってくれるし、お願いした仕事はやってくれるのですが、若手の皆さんから尊敬してもらえるように、年齢や経験による必然的に得られる成長だけではなく、自分の努力によって成長をもぎ取れるように、日々、努力していきたいと思います😊

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